商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
友情と成長をテーマにした本作は、江戸後期の小藩を舞台に、三人の少年武士が直面する権力闘争や陰謀を描いています。再読した読者からは、歴史的背景を知ることでさらに楽しめるという声があり、軽快なテンポとキャラクターの魅力が際立っています。主人公たちはそれぞれ異なる個性を持ち、特技がなくても清い心と正義感を貫く姿が微笑ましく、彼らの成長が青春小説としての深みを与えています。脇役たちの描写も豊かで、全体のストーリーに統一感をもたらしています。続編への期待感も高く、歴史小説としてだけでなく、青春の物語としても楽しめる作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
時代物にありがちな暗…
時代物にありがちな暗さがありません。藩校を巡る数々の事件の中で、3人の少年達の友情と成長が微笑ましい。この3人が学問優秀でなく、むしろ落ちこぼれ的だから、思わず笑ったり応援したくなるのでしょうね。
文庫OFF
宮本さんの作品は初めて。ビルドゥングスロマンの時代小説を探す中で見つけたもので、続編「夏雲あがれ」と共に古本で買っておいたもの。筧新吾、曽根仙之助、花山太郎左の3人が生き生きと清々しく楽しい。解説にあったが、藤沢周平の「蝉しぐれ」や山本周五郎の「ながい道」のような青春時代小説の...
宮本さんの作品は初めて。ビルドゥングスロマンの時代小説を探す中で見つけたもので、続編「夏雲あがれ」と共に古本で買っておいたもの。筧新吾、曽根仙之助、花山太郎左の3人が生き生きと清々しく楽しい。解説にあったが、藤沢周平の「蝉しぐれ」や山本周五郎の「ながい道」のような青春時代小説の傑作と言ってもいいかも。
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高校生以来、約10年超ぶりの再読。歴史小説にハマった小説の1つ。再読でも変わらぬ興奮。より知識が付いた今の方がより楽しめたかもしれない。 本作は江戸時代版の「ズッコケ三人組」と人知れず呼んでいる。(ただ妻に概要を話したら「忍たま乱太郎」の方が近いのではないかと言われた。確かに…...
高校生以来、約10年超ぶりの再読。歴史小説にハマった小説の1つ。再読でも変わらぬ興奮。より知識が付いた今の方がより楽しめたかもしれない。 本作は江戸時代版の「ズッコケ三人組」と人知れず呼んでいる。(ただ妻に概要を話したら「忍たま乱太郎」の方が近いのではないかと言われた。確かに…) 新吾・太郎左・仙之助の三人が藩校で学びながら藩政の黒い敵に次第に巻き込まれ立ち向かっていく。本作の良さはテンポの良さにあると思う。例えば対抗試合で新吾たちが勝利した際、劇的な勝利であったにかかわらずその後の歓喜や相手の悔恨などは省略され次の話の中で触れられる形。読者への余韻を大きく残してくれている部分が余計にキャラクターへの愛着を生む。 そして三人のキャラ造形も素晴らしい。目立った特技もなく成績も下の方だが清い心と正義感に溢れる新吾。若手のホープ石原栄之進との初対面のシーンで彼に恥ずかしくない剣技をしようと決意するシーンが新吾らしさを全面に出していて好きだ。粗雑でお調子者だが武道に秀で自信家の太郎左と誰よりも優しく仲間想いの仙之助。それぞれの信頼と連帯が本作を歴史小説というより青春小説と呼ばせていると思う。 次は夏雲あがれへ。こちらも負けず劣らぬ名作。再読が楽しみである。
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