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神学校の死 ハヤカワ・ミステリ1719
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神学校の死 ハヤカワ・ミステリ1719

P.D.ジェイムズ(著者), 青木久恵(訳者)

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神学校の死 ハヤカワ・ミステリ1719

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2002/07/26
JAN 9784150017194

神学校の死

¥770

商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2021/01/10

発表と同時代を設定にしていて、携帯もPCも出てきて、この21世紀の時代に、などという表記もあるが、舞台がイギリス南東部の崖の上の神学校。神父、神学校生徒20人、夜はうちそろってディナーという場面をみると、100年前が舞台なのではと錯覚してしまう。うち続いた名家の私生児にまつわるの...

発表と同時代を設定にしていて、携帯もPCも出てきて、この21世紀の時代に、などという表記もあるが、舞台がイギリス南東部の崖の上の神学校。神父、神学校生徒20人、夜はうちそろってディナーという場面をみると、100年前が舞台なのではと錯覚してしまう。うち続いた名家の私生児にまつわるのが発端だし。 神学校の様子や捜査が進んでゆくにつれ、神父たち、神学校生、使用人などの背景が見えてくるのは読みごたえがある。が、動機が分かるといささかあっけなく、なーんだ、という脱力感。 おもしろかったのは著者と同時代の女性推理作家がちらと出てきたこと。 ある神父の部屋の蔵書は、「ドロシイ・L・セイヤーズ、マージェリー・アリンガム、ナイオ・マーシュといった黄金時代のファンらしい」といった記述。このところ読もうとしているBIG4だな。あれクリスティ抜き?と思ったら、遺体を目にした講師の女性に対し「視覚による恐怖の衝撃がなければ、殺人事件も現実というよりアガサ・クリスティの世界で、ぞくぞくするような興奮をあたえてくれる」などという表現もある。 P・D・ジェイムズ 80歳の作品 2001発表 2002.7.31初版 2002.9.15再版 図書館

Posted by ブクログ

2017/02/18

『正義』に続いて2作品目。 事件発生までがかなり長く、読者側が推理するミステリでもないが、読ませる力があるのは作者の力量が素晴らしいからだろうと思う。 たとえ事件が起きずとも、緊迫感を孕んだ濃厚な人間ドラマとして読み応えがあり、結果として事件に関わりのなかった人物達のサイドストー...

『正義』に続いて2作品目。 事件発生までがかなり長く、読者側が推理するミステリでもないが、読ませる力があるのは作者の力量が素晴らしいからだろうと思う。 たとえ事件が起きずとも、緊迫感を孕んだ濃厚な人間ドラマとして読み応えがあり、結果として事件に関わりのなかった人物達のサイドストーリーも秀逸だ。ただ、これを冗長と思う読者もいるだろうし、スピード感に欠けて退屈だと思う読者もいるかもしれない。警察の捜査も地道で無駄に終わる(でもこれが普通だろうけど)ことばかりでもどかしいばかり。万人受けではなく、じっくりと深く読書を楽しみたい人向けなんだと思う。 意外だったのは、ダルグリッシュが前作の事件に悔恨の念を抱いていたこと。こちらがもどかしく思うくらい淡々と現実を受け止めていたように思えたから。

Posted by ブクログ

2015/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうも作者は、時としてダルグリッシュ警視長をロンドンから解き放ちたいらしい。 もう二人も死んでいるというのに、 いつものごとく追い詰められている人がいるなーと思っていたら、 殺されてしまった。 さらにもう一人。 舞台が学生数20人の神学校なのに殺され過ぎでは。 人種差別問題で情熱を失いかけていたケイトが、 重要な証言を聞き出して、情熱を持ち直したのは良かった。 事件の関係者だったエマ・ラヴェンナムとダルグリッシュ警視長の今後の展開はいかに。

Posted by ブクログ

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