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帝都異聞 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館/ |
発売年月日 | 2002/07/04 |
JAN | 9784094100136 |
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帝都異聞
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帝都異聞
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
美形で婦女子にモテモ…
美形で婦女子にモテモテの雨森青年が、熱い記者魂を胸に帝都に出張するが、結局はその若さと経験不足故に、帝都の熱に浮かされてしまう。今でもそうですが、警察に取り調べに対してものすごく疑問を抱く作品でありました。
文庫OFF
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※このレビューにはネタバレを含みます
アマチュア小説家の書いた力作といった感じ。 セリフ回しがなんとなく素人くさいと早々に思いはしたものの、好きな時代が舞台であることも手伝って、中盤までは面白かった。全体を通して、年嵩の作者にしか書けないような、滋味みたいなものがあるとも思った。 でも、半分を過ぎたあたりから、何がこの小説の核なのかわからなくなった。大久保卿暗殺なのか、主人公雨森の成長なのか、時代の奔流そのものなのか、それとも……。または雨森が巻き込まれる事件には何か隠された真実があって、それが大久保卿暗殺にも関わってくるというようなミステリーになるのかとも思ったが、何もかもが中途半端に空中分解してしまった印象を受ける。 雨森も、純真な熱血漢かと思いきや、処女じゃないとイヤだと言ってみたり、徴兵を逃れたいと言ってみたり、意外に自己中心的で好きになれない。山戸や海渡はよいキャラだった。 大久保利通をはじめ、川路利良、木村荘平など実在の人物が登場してきた意義は、あまり感じられなかった。調べ物の成果に説教くさい人生訓を絡めて、小説形式にまとめて披露したような作品で、プロの作品としては物足りない。 ただ、その説教をありがたく拝聴してもかまわないとは思えたので、★は2つにしてみた。 『るろうに剣心』とほぼ同時代なので、好きだった人はそれなりに楽しめるかもしれない。ただし鹿児島県民は、怒り狂わないか心配なので、読まないほうがいいと思う。
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