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リアルタイムシステム実現のための自律オブジェクト指向 生産性・品質の向上を図るためのソフトウェア開発手法 TECH Ivol.12Tech Iv.12
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | CQ出版/ |
発売年月日 | 2002/04/01 |
JAN | 9784789833233 |
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リアルタイムシステム実現のための自律オブジェクト指向
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リアルタイムシステム実現のための自律オブジェクト指向
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
結構古いものだった。 でも内容的には普遍的なところが多いので問題は無い。 あまりこの分野にはいいものが見当たらない。
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リアルタイム制御システムへどうやってオブジェクト指向を適用するかという実用書です。 SESSAMEオープンセミナーで、岩橋さんのAOOの話を聞き感銘し、その後、SESSAME例会に行ったときに島さんがこの本を持っているのを見て購入しました。 来年初めにAOOについて書き改めた書籍が出版されるそうなので(岩橋さん執筆中)、待てる方はそれを待っても良いと思いますが、この本は良い本なので買うのも良いでしょう。 ★★★ 私が、何をそんなに感心しているかというと、岩橋さんのプレゼン、質問の受け答え、本書に通じて言えるのは、≪リアルタイム制御システムの実装上の問題点≫が先にきちんと認識されていて、それに対する具体的な解決策が示されているからです。 エンプラ系の開発に役立つかは分からないけれど、組込み系の開発者・テスト設計者にはホントおすすめです。定価1,800円の本が中古本でさらに高くなっているのでお勧めしにくいのですが、良い本です。 ★★★ さて、この本のタイトルになっている「自律オブジェクト指向(AOO: Autonomic Object Oriented)」についてちょっと書きたいと思います。 本書の自律オブジェクト指向の定義を抜粋します。 一般的なオブジェクト指向の概念では、オブジェクトに対して操作を働きかけることで他のオブジェクトの機能を利用して全体の機能を実現している。このようなしくみでは、オブジェクト同士が動的に密に結合される。 ↑つまり、オブジェクト側からすると、受け身なので、様々なオブジェクトからのイベントが重なることがありえるため、リアルタイム処理をしたくても待ち時間が生じてしまうことがあるというのです。 これに対し、オブジェクト間の関連を参照中心としてオブジェクトを独立させる。個々のオブジェクトに一つのみの目的をもたせ、自分自身の目的達成のために自律して振る舞う。そして、自律したオブジェクト同士が協調してシステム全体の目的を達成させる。 ↑つまり、言い換えると制御状態(制御のための変数)を自オブジェクト内に持つ(他のオブジェクト内にあるものは参照だけにする)ことによって自律して動作させることができるというわけです。 ★★★ これは、オブジェクト指向をリアルタイム制御システムに適用する時のオブジェクトの分け方の工夫であり、ものすごく新しく素敵なことを言っているわけではないのですが、このひと工夫が大切なんだということは実感しています。 というのは、HAYST法のFV表でテストを目的機能単位で分割するのも同じ意味だからです。 (HAYST法の一行を自律テストオブジェクト(ATO: Autonomic Test Object)と呼ぼうとツイートしていた件です) HAYST法をコンサルしている会社で、HAYST法の適用が進んでくると、機能仕様書をFV表に合わせて目的単位で章や節を分けて記述するということが自然に起こってきます。 そして、開発がスムーズになったという話も聞いているのですが、その理由の一端が本書で理解できました。 この他にも、操作の考え方や、状態の見つけ方の話も参考になります。
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分析から書かれている素晴らしい本だと思います。 普段は状態遷移図(ステートチャート)と時系列図(シーケンスチャート)を書きながら分析しています。 システムの希望する振舞いを、外部から見た状態の遷移であらわしたり、 外部との情報のやり取りを時系列であらわして仕事をしています。 設計段階で記述する状態遷移図、時系列図とは異なるものです。 そういう仕事の仕方の紹介もあると嬉しかったかもしれません。
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