プロフェシー ヴィレッジブックス

ジョン・A.キール(著者), 南山宏(訳者)

• 販売会社／発売会社: ソニーマガジンズ/
• 発売年月日: 2002/09/20
• JAN: 9784789719292

商品レビュー

2021/11/11

1968年ウエストバージニア州ポイントプレザントで起きたモスマンの集中目撃事件と一連の超常現象の取材記録
記者であるジョンAキールもこの現象に巻き込まれていく様が綴られており同地域の異様さが伝わる
キール自身がどうも超常現象肯定派のため、その点を差し引いて読む必要があるが、なぜ特定地域に集中して超常現象が発生したのかという疑問は残る
この本を馬鹿馬鹿しいでっち上げ、集団妄想と切り捨て笑い飛ばすのは実に簡単で盲信と大差がない

※同地域で発生する橋の崩落が超低周波音による変性意識状態への誘導現象と関係してるのだろうか？

2017/05/24

映画「プロフェシー」の原作ということで読んでみた。
映画の方はホラー映画としては中途半端で面白くないという
感想が多いようだが、私は「超常体験は個人的な『体験』で
しかありえず、それがすべてである」ということが見事に
描かれていて、好きな映画だったりするのだ。

で、その原作となったこの本だが、小説ではなく、当時実際
に起こった「モスマン騒動」を取材したノンフィクションで
ある。超常現象研究の分野においては、「UFO＝異星人の
乗物説」一辺倒であった時代に「UFO＝超地球人類の仕業
説」を提唱し、UFO現象とコンタクトケースや心霊現象、
UMA現象などが複雑に絡み合っている可能性に始めて言及
したことで画期的な著作だったらしい。

映画の原作として楽しむか、当時のUFOをとりまく世相を
踏まえた上で歴史的な書物として読むか、その辺りが正しい
読み方ということになるだろうか。ありえないと言って
目くじらを立てるような人は近寄らない方が良い(笑)。

訳者後書きにあるように、著者が情報のすべてを鵜呑みに
して精査してないように感じるのは大きな欠点。どこまで
真面目に読めばいいのやら(苦笑)。

2012/01/04

1960年代、アメリカで目撃されたUFOや謎の生物・モスマンについての目撃事例と、著者自らの体験を綴った(自称?)ノンフィクション。
変な本だねぇｗ。収められた事例は胡散臭げでバカバカしい物ばかりだけど、その豊富さ、奇妙さ、不気味さが異様な迫力で迫ってくる。信じるとか、信じないとかがどうでも良くなる怪作。