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岩波講座 文学(3) 物語から小説へ
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岩波講座 文学(3) 物語から小説へ

小森陽一(編者), 富山太佳夫(編者), 沼野充義(編者), 兵藤裕己(編者), 松浦寿輝(編者)

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岩波講座 文学(3) 物語から小説へ

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商品詳細

内容紹介 内容:物語から小説へ:ギリシア・ローマの小説 中務哲郎著. 平安時代の「物語」と物語文学 兵藤裕己著. 西鶴 日暮聖著. 『ロビンソン・クルーソー』と小説の生成 仙葉豊著. フランス近代小説論 鷲見洋一著. 小説の成熟:小説の身体 番場俊著. ドイツ二〇世紀小説にみられたある感受性の革命 三原弟平著. 東アジアにおける魯迅 藤井省三著. 二〇世紀「アメリカ」小説論 越川芳明著. ラテンアメリカ文学 木村榮一著. 語りの変容:近代小説における<語り>の問題 金子明雄著. 自伝のかたち 石川美子著. ヌーヴォー・ロマン論 江中直紀著
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2002/10/18
JAN 9784000112031

岩波講座 文学(3)

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2010/12/20

気になった箇所のメモ。 p.11 「物語」と「小説」は対立するものではもはやない。物語はむしろ小説の原動力となり得る普遍的な原理であるにもかかわらず、小説のほうが物語を抑圧することによって自己の衰退を招いた、という構図が見えてくるのではないだろうか。 p.46 平安時代の「物...

気になった箇所のメモ。 p.11 「物語」と「小説」は対立するものではもはやない。物語はむしろ小説の原動力となり得る普遍的な原理であるにもかかわらず、小説のほうが物語を抑圧することによって自己の衰退を招いた、という構図が見えてくるのではないだろうか。 p.46 平安時代の「物語」 語られる対象物を明示しない(明示できない)ひとまとまりの言述が、「ものがたり」である。語られるのは、語り手の意識あるいは無意識裡にある記憶だが、「もの」として指示された記憶は、ふとしははずみで語り手の意識の表層にあらわれる。記憶の語りは、記憶じたいがひき起こす語りでもある。「ものがたり」の「もの」は、「かたり」の対象物であると同時に、「かたり」をひき起こす主体でもあった。

Posted by ブクログ