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笑ってジグソー、殺してパズル 創元推理文庫
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笑ってジグソー、殺してパズル 創元推理文庫

平石貴樹(著者)

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笑ってジグソー、殺してパズル 創元推理文庫

定価 ¥770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社/
発売年月日 2002/05/17
JAN 9784488420024

笑ってジグソー、殺してパズル

¥715

商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2010/05/28

平石貴樹が描く本格ミ…

平石貴樹が描く本格ミステリ作品。流麗な文章と、ミステリの醍醐味が楽しめる1冊。

文庫OFF

2010/05/28

題名に惹かれて読んで…

題名に惹かれて読んでみた作品です。純粋本格ミステリー。

文庫OFF

2015/10/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「笑ってジグソー,殺してパズル」が発売されたのは1984年。綾辻行人が「十角館の殺人」でデビューしたのが1987年なので,それより前の,いわゆる新本格ブームが始まる前の作品である。 すこぶるオーソドックスなミステリで,トリッキーな叙述トリックなどはない。「動機ばかり探してちゃダメですよ」という探偵役の更科ニッキのセリフが象徴するように,人間関係や心理状態にタッチせずに,犯行の後に残された手掛かりだけで犯人を突き止めようとする純粋な,古典的な本格ミステリである。華子夫人,栄太郎氏,麗子嬢と3人の人間が死亡する。 真相は,3つの死亡事件は,連続殺人事件ではなかったというもの。華子は病死だった。栄太郎,麗子殺しの真犯人である壮一が,華子も殺人と偽装し,同人の死亡推定時刻のアリバイを得ておくことで,3つの事件が連続殺人事件だとして捜査する警察の目を欺こうとしたのだ。 さらに,麗子殺しにおいて,ジグソーパズルと振り子のトリックを利用し,密室を作ることで,麗子が真犯人で,自殺を図ったという真相に警察を誘導する。 ニッキは,麗子の部屋から見つかった注射器や,犯行現場にちらばったジグソーパズルなどから,真相を暴く。 綾辻行人後の,新本格ブーム後に多数現れた本格ミステリの傑作群と比べて,それらより優れた作品とまでは言い難い。しかし,探偵役,ニッキの魅力的なキャラクターや,シンプルかつオーソドックスな謎は,それらと比較しても遜色ないものといえる。驚きをメインとした作品ではなく,よくできた作品の見本のような作品。このような作風が好きな人にとっては,たまらない傑作だろう。個人的には,よくできた作品より,多少アンフェアでの驚ける作品が好み。よって,その点から評価は割引となってしまうが,ニッキのキャラクターは好みである。トータルでは★3。

Posted by ブクログ