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商品レビュー

4.2

131件のお客様レビュー

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2025/05/28

10代の頃のひりひりした感じが伝わってきた。 絵を描くときの情熱、描かれる時の気持ちの表現も鮮やか。 ちょっぴり胸キュンなのは、ほどよいスパイス。

Posted by ブクログ

2025/05/28

痛くて切なくて頑なで…こんな物語に若い頃出会いたかった! 木島悟と村田みのりの心情が、小説というキャンバスの中に広がって見えた。 「りんごの顔」 小学五年生の木島悟はろくでなしの父親、テッセイの暮らすアパートで一晩を過ごすことになる… 悟の意地らしさに思わずうるっときた。夢...

痛くて切なくて頑なで…こんな物語に若い頃出会いたかった! 木島悟と村田みのりの心情が、小説というキャンバスの中に広がって見えた。 「りんごの顔」 小学五年生の木島悟はろくでなしの父親、テッセイの暮らすアパートで一晩を過ごすことになる… 悟の意地らしさに思わずうるっときた。夢の中でりんごが「顔を描け」と迫る。怖くて泣き出す悟の代わりにりんごの顔を描くテッセイ。この夜の父の後ろ姿を悟は決して忘れないだろう。 「黄色い目の魚」 みのりちゃん、魚は動物じゃないのよ… 家でも学校でも嫌われる村田みのりは、イラストレーターの叔父、木幡通のアトリエに入り浸る。 テンポが良くさくさく読める。 中学生になり、知り合ったみのりと美和子。 みのりを『サンカク』三角の目をした魚のサザナミヤッコに、美和子を『オサシミ』マヌケなアワビに例えて、女子二人の関係が描かれていく。 最後はホロリとさせられた。 「からっぽのバスタブ」 高校で同級生になった村田みのりと木島悟。絵の上手い悟と絵(を見ること)が好きなみのり。敏感で傷つきやすい"思春期"の表現がとても上手い。 後ろの扉は閉ざされて前の扉には手が届かない。暗い廊下のような場所で私はぼんやり佇んでいる。 前に歩いて行けるだろうか。 次の扉を開けるだろうか。 「サブ・キーパー」 木島悟は母と妹と、葉山のおじいちゃんの家で暮らし始めた。おじいちゃんがいいなぁ! 「彼のモチーフ」 「ファザー・コンプレックス」 「オセロ・ゲーム」 「七里ヶ浜」 サッカー部のこと、家族のこと、好きの気持ちとジェラシー、大人に少しずつ近づく悟とみのり。二人の心の機微が繊細に描かれていた。 「りんごの顔」と表題作「黄色い目の魚」が特に良かった。 後半は少し長めに感じられた。 悟が描いたみのりの水彩画を見てみたい!著者は「心の空洞」「居場所」「大切なもの」を上手く文に落とし込んでいると思う。 過ぎ去った遠い日々が寄せる波のように現れては消えていき、海の音がいつまでも心に残った。

Posted by ブクログ

2023/08/05

木島は何かに真剣に取り組むことから逃げている。限界を知るのが恐いから。 村田は他人と付き合うとすぐに嫌いになってしまう。その子のことをよく知ろうとしないから。 そんな悩みを抱えた2人が、出会ってから変わっていく様はおもしろい。 私も彼と付き合ってから変わっていったように。彼も私と...

木島は何かに真剣に取り組むことから逃げている。限界を知るのが恐いから。 村田は他人と付き合うとすぐに嫌いになってしまう。その子のことをよく知ろうとしないから。 そんな悩みを抱えた2人が、出会ってから変わっていく様はおもしろい。 私も彼と付き合ってから変わっていったように。彼も私と出会って変わっていったのかな。そうだといいな。

Posted by ブクログ

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