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テロ 現代暴力論 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社/ |
発売年月日 | 2002/05/25 |
JAN | 9784121016393 |
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テロ
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商品レビュー
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後知恵だけど、9.11をアメリカの一強体制をさらに強めるものとしか見られなかったり、9.11の動機を、ニヒリズム的としか捉えられなかった点が、平和学的な観点からの国際政治学者たる著者の限界であった。 そうではあるが、テロの定義の困難性やテロの類型化といった、類書にもあるテロに関す...
後知恵だけど、9.11をアメリカの一強体制をさらに強めるものとしか見られなかったり、9.11の動機を、ニヒリズム的としか捉えられなかった点が、平和学的な観点からの国際政治学者たる著者の限界であった。 そうではあるが、テロの定義の困難性やテロの類型化といった、類書にもあるテロに関する学術文献の基本は抑えられており、テロについて知ろうとする際には、類書が少ないこともあり、参照が必要な資料のひとつであろう。
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◆もしもテロリストが核廃棄物を武器にして自爆攻撃を仕掛けてきたら…。イスラム・中東地域を中心に、世界各地で蔓延する戦後テロ活動の実像を開陳する◆ 2002年刊。 著者は桜美林大学国際学部教授(国際政治、紛争・平和研究)。 テロ。これは判断者の思想や立場、宗教観の差異から一義的定義は困難ではある。 しかし一先ず、1968年を現代テロの起点に。79年イラン革命と、85年ゴルバチョフ政権誕生とを画期と捉え、現代的テロの実像を紹介していく。 ただし、何故テロが起きるのかという要因論には余り踏み込まず、具体的事件の概要を広く浅く列挙するに止まる。 当然ながら、イスラム圏、アラブ圏での、そしてイスラムによるテロ活動が叙述の中心になっている。その意味で中東現代史に詳しい人は、読み飛ばす部分が多くなりそうだ。 ただし、イスラム内対立も広く指摘しているので、本書自体は、反米テロリズム一辺倒で叙述しているわけではない。つまり、9.11に縛られがちな我々の視点の不正確さを正す上で、意味ある叙述になっていると考えられる。 本書の中では、当然に現代テロのあり様に注意が向く。もとより、例えば化学テロ・生物テロは本書以外にも指摘する媒体は少なくない。 しかし、ここで驚くべきは核テロに関する叙述である。勿論それは原子力発電所への攻撃に限らない。かつ、典型的に思える核爆弾の使用とも限らない。それは、核物質の撒布・拡散という方法論。原子力発電所からの廃棄物もテロにとっては武器になるということだ。。 まぁこの核物質拡散に関しては、未だ推測の域を出ないところが多いが、本書で語られる核物質(核兵器含む)の流失の可能性は、少なくとも思考実験としては捨て去るべきではないだろう。 原子力発電をどの程度維持すべきか、テロに奪われる危険性を加味して、どこまで再稼働を許し、あるいは逆に廃炉数を増加させていく方針が是とされるべきなのかを。
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出版されてから10年以上が経過しているわけで、サイバーテロの記載などは、もはや隔世の感があるのは否めない。でもそれはあくまで瑣末な問題で、本書の存在意義を貶めるものでは全くない。一気にテロが認識されることになる、最大のインパクトとなった9.11を軸に、そこに至るまでのテロの歴史と...
出版されてから10年以上が経過しているわけで、サイバーテロの記載などは、もはや隔世の感があるのは否めない。でもそれはあくまで瑣末な問題で、本書の存在意義を貶めるものでは全くない。一気にテロが認識されることになる、最大のインパクトとなった9.11を軸に、そこに至るまでのテロの歴史と変遷が、その意識の変容と合い照らされながら綴られていく。正直、ここに書かれている代表的な事件でさえ、知らないものが大半だったけど、そんな無知の状態からでも、テロの何たるかがおぼろげながら見えてくる内容だった。新書ってこうじゃなくちゃ、って感じでした。
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