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アマテラスの誕生 講談社学術文庫
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アマテラスの誕生 講談社学術文庫

筑紫申真(著者)

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アマテラスの誕生 講談社学術文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2002/05/10
JAN 9784061595453

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商品レビュー

3.4

8件のお客様レビュー

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2022/11/10

伊勢の地で信仰されていた太陽神が、天皇家の祖先神としての「アマテラス」へとつくりかえられていった経緯について論じています。 著者は、アマテラスが天皇家の祖先神とされたのは天武天皇・持統天皇の時代であり、それ以前には「アマテルオオカミ」と呼ばれていた伊勢の大神は太陽や風、雷などの...

伊勢の地で信仰されていた太陽神が、天皇家の祖先神としての「アマテラス」へとつくりかえられていった経緯について論じています。 著者は、アマテラスが天皇家の祖先神とされたのは天武天皇・持統天皇の時代であり、それ以前には「アマテルオオカミ」と呼ばれていた伊勢の大神は太陽や風、雷などの自然神であったと主張しています。そして、大来皇女が斎王となったという『日本書紀』の記事や、伊勢神宮の神職を務める渡会氏や荒木田氏と天皇家とのかかわり、さらに三種の神器の来歴についても、著者の立場から考察が展開されています。 著者は折口信夫のもとで学んだ民俗学者で、稗田阿礼を女性であるとする説を採用しています。こうした立場にたって著者は、伊勢の地における自然神信仰のありかたについての考察をおこなっています。他方で著者は、歴史学者の直木孝次郎による伊勢神宮研究の成果を踏まえ、伊勢の自然神が天皇家の祖先神としての「アマテラス」へと変貌した経緯を解き明かすことをめざしています。 青木周平による「解説」では、岡田精司と松前健による、著者の説に対する評価が引用されており、「機能的な実証性」にやや問題があることが指摘されながらも、歴史学および神話学の立場からも、著者の説に一定の評価があったことが紹介されています。

Posted by ブクログ

2022/02/24

 古事記、日本書紀成立以前の日本列島における素朴な信仰のかたちが、ヤマト王権によって朝廷の支配の正統化のために整備?簒奪?されていく様を、わかりやすく、合理的理由付けによって説明されています。  とは言え、なにぶん1300年ほど前の時代の事を論証しようとしているので、立証不十分、...

 古事記、日本書紀成立以前の日本列島における素朴な信仰のかたちが、ヤマト王権によって朝廷の支配の正統化のために整備?簒奪?されていく様を、わかりやすく、合理的理由付けによって説明されています。  とは言え、なにぶん1300年ほど前の時代の事を論証しようとしているので、立証不十分、著者の強引な推論なのでは、と感じられるところもあります。

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2020/01/12

2019年の5月より元号が令和になるタイミングで伊勢参りを計画していたので、それに先だって伊勢神宮の祭神であり、皇祖神にして日本国民の総氏神であるアマテラスについて一から勉強する目的で購入。 他の書評にも書かれているように、本書は冒頭から「アマテラスは蛇だった」という小見出しで...

2019年の5月より元号が令和になるタイミングで伊勢参りを計画していたので、それに先だって伊勢神宮の祭神であり、皇祖神にして日本国民の総氏神であるアマテラスについて一から勉強する目的で購入。 他の書評にも書かれているように、本書は冒頭から「アマテラスは蛇だった」という小見出しで読者の興味を引くところから始まる。その後、アマテラスが幾度か神格を変えながら最終的に女性神であり皇祖神として定着するまでの変遷を、筆者独自の視点で解説している。 また、アマテラスのみにスポットを当てるのではなく、伊勢神宮(皇大神宮)が場所を移しながら現在の場所に落ち着くまでの変遷や、伊勢と大和ならびに伊勢と日本神話との関係性などについても併せて解説されており、改めて日本の歴史や文化の重層性を感じられ、非常に興味深く読み進めることができた。 本書は学術文庫という位置付けであり、いわゆる"古代史の謎解き系"的なエンターテインメント要素はない。しかしながら著者が執筆時に高校教師ということもあってか、平易な文体で著されており読みやすい。 著者の視点や述べられている内容が、学術界ではどう捉えられているかはさておき、令和を迎えると同時に二見興玉神社に浜参宮した後に外宮・内宮と参拝した貴重な旅路のお供としては、コンパクトで内容の濃い良書であった。 何年かに一度、読み返したい本である。

Posted by ブクログ

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