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死者の長い列 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
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死者の長い列 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション

ローレンス・ブロック(著者), 田口俊樹(訳者)

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死者の長い列 二見文庫ザ・ミステリ・コレクション

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2002/12/25
JAN 9784576022048

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商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

アル中の私立探偵マッ…

アル中の私立探偵マット・スカダーが活躍するシリーズもの。年に一度だけ秘密の会を催す「三十一人の会」をめぐるミステリーです。すごい読み応えに思わず唸ってしまいました。最後まで惹き込まれます。

文庫OFF

2025/11/15

ピーター・スワンソンは「9人はなぜ殺される」を書くにあたり、この本に影響を受けた、とその解説にあった。また、死に対する思索が印象深い作品である、とも。で、読んでみた。 選ばれた男たちが年に一度集まる「三十一人の会」がある。メンバーが死んで残りの一人となった者は、新しく若者30人...

ピーター・スワンソンは「9人はなぜ殺される」を書くにあたり、この本に影響を受けた、とその解説にあった。また、死に対する思索が印象深い作品である、とも。で、読んでみた。 選ばれた男たちが年に一度集まる「三十一人の会」がある。メンバーが死んで残りの一人となった者は、新しく若者30人を募る。最新でメンバーが一新されたのは1961年5月4日で、最後の一人となった85歳のチャンプニーによってだった。現在はその32年後の6月。私立探偵マット・スカダーはそのメンバーの一人ヒルデブランドから依頼を受けた。この32年の間にメンバー30人のうち残っているのは14人。実に半数以上が死んでいる。これは多すぎやしないか? というのだ。しかも死因は自殺、交通事故、急病死、そして他殺。自殺や交通事故も他殺の疑いもあるのではないかというのだ。・・かくしてスカダーは調べ始める。 なかなかおもしろい。探偵スカダーの捜査過程の思考が文章化されていて、それがおもしろいのだ。探偵スカダーシリーズは何作かあるようだが、初めて読んでみた。スカダーってどんな男? と興味が湧く。 「31人の会」のことをスカダーの知人が聞くと『それは死んだ男の長い列だな A Long Line of Dead Men』『過去に死者の長い列があっておれたちがいるんだから』という。 クリスティの「そして誰もいなくなった」で殺されるのは脛にキズもつ者たち。まあやりすぎとも思うが納得もする。「9人はなぜ殺される」は過去の「死」に対する報復で、その対象がそれはないんじゃないか、という気がした。そして、これはどうだろう。ひとりの男の、自身と他者への憤りのようなのだ。う~ん・・ メンバーは全員白人で全員大学を卒業していて、そして集まった時は23から33歳だった。年に一度の集まりは、自分は生きている、ということの確認・・  1961年から32年後、ということで1993年の設定。携帯電話はまだない。連絡にはポケベルを使っている。探偵スカダーは54歳との文があるので1939年生まれの設定。・・作者ローレンス・ブロックは1938年生まれだから自分と同年代の設定か。 ・・スカダーの性格とか女性の描き方とか、ひと昔前の人だなあ、と感じる。・・しかし1906年生まれのジム・トンプスン、1920年生まれのヒラリー・ウォーでは古臭い感じは受けなかったから、やはり男女の見方の違いと、あまりに古い人は「古い時代だ」という頭で読むからか。 1994発表 2002.12.25初版 図書館(単行本は1995.9)

Posted by ブクログ

2016/04/18

ミステリーとして云々という評価をよく見るが、作品の序盤に流れるこれは殺人なのか否か、というあやふやさの処理の仕方が好きだった。しかして、その真相も凡庸。最後の決着も、らしいといえばらしいのだが、法月倫太郎が解説で書いたとおり、マットはその決着にまったく入れ込まず、淡々と職務として...

ミステリーとして云々という評価をよく見るが、作品の序盤に流れるこれは殺人なのか否か、というあやふやさの処理の仕方が好きだった。しかして、その真相も凡庸。最後の決着も、らしいといえばらしいのだが、法月倫太郎が解説で書いたとおり、マットはその決着にまったく入れ込まず、淡々と職務としてその役割を果たす。そう、入れ込まない。今回、人間関係的にもアル中的にも落ち着いていて、事件や犯人に入れ込むことがない。事件による精神の浄化を必要としていないのだ。 あるいはこじんまりしたのかもしれない。探偵免許を取得し、事務所を持った方がいいのではないだろうかというマットの悩みは個人的なものでニューヨークのものではない。八百万の死にざまでニューヨークの闇を引き受けようとしたマットはそこにはいない。

Posted by ブクログ

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