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これが現象学だ 講談社現代新書
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これが現象学だ 講談社現代新書

谷徹(著者)

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これが現象学だ 講談社現代新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2002/11/22
JAN 9784061496354

これが現象学だ

¥550

商品レビュー

4.2

25件のお客様レビュー

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2010/05/28

現象学の最初の一冊と…

現象学の最初の一冊として最も評判がいい.読者が理解しにくいであろう部分を著者が意識して書いているので,抵抗なく読み進められる.入門書のお手本のような本だと思う.おすすめです.

文庫OFF

2024/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いま100ページぐらい我慢して読んだところだが、いまのところチンプンカンプンである。 著者はあれこれ例を挙げて説明してくれるのだが、その例をもって何を説明したいのか?説明のゴールがどこに着地するのかがわからない。読んでいる限り、恣意的で脈絡のない説明が続いているように感じた。 結局、フッサールの問題意識がどこにあり、ドイツ観念論がどのようにまずいのか?が全く理解できない。カントやらプラトンやら哲学を一通りやってから取り組むべきなのかもしれない。 不勉強な私の場合、このまま最後まで通読しても得られるものはなさげである。直後に再読すべきか、古代ギリシア哲学から勉強して、哲学全般についてだいぶん見通しがよくなってから再挑戦すべきか迷う。 いずれにせよ、自分の場合は、「現象学とは何か?」がさっぱりわからないままであった。"直接経験"やら"還元"やら、専門用語が乱舞し、そもそも"現象学"を定義する必要性、有用性からよくわからない。 学問を基礎づける、とか言っているけど、私にとってそれはどうでもいいことではないのか?私の人生に必要なのか?それすらも理解できなかった。それが理解できないので、現象学を学ぶことに対するモチベーションが上がらないのだ。

Posted by ブクログ

2024/07/08

私が哲学をはじめるきっかけになった野矢茂樹の理論とそっくりでビックリした。茂樹はノエマや現出と言った語を使わず、もう少し環境を関数的に捉えているという点で違うくらいではないだろうか。茂樹の理論は美しくて好きだけど、想定されている主体が健全すぎるのが悩みで、フェミニズムとどう接続す...

私が哲学をはじめるきっかけになった野矢茂樹の理論とそっくりでビックリした。茂樹はノエマや現出と言った語を使わず、もう少し環境を関数的に捉えているという点で違うくらいではないだろうか。茂樹の理論は美しくて好きだけど、想定されている主体が健全すぎるのが悩みで、フェミニズムとどう接続すべきかというところだったが、この頃戦後文学や精神分析を読んでいて「空虚」で接続できるのではないかということに気がついた。 異他的なものとの対比の中で初めて、自我は主題化される。そして、他者との共通性を何とかして見出し、少し広い世界を作り上げるのだが、ここにおいて強い「驚愕(フロイト語)」が起きた時、トラウマが発生する。それは把持系列の中に位置づけられず、圧倒的な深淵として立ちはだかる。しかし、そこにおいても連想の力を借りて、原事実として自我の取り戻しが行われる。ここにおける自我はいわゆる「主体的な」ものではない。空虚さを経てこそ…というところだ。経験の不可能性の条件は原事実的な超越論的自我に関わるのだ。志向的体験としてまとめられないもの。

Posted by ブクログ

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