左利きで行こう！ 目からウロコの左利きツアー

リー・W.ラトリッジ(著者), リチャードダンリー(著者), 丸橋良雄(訳者), 尾島真奈美(訳者)

• 販売会社／発売会社: 北星堂書店/
• 発売年月日: 2002/06/05
• JAN: 9784590011288

商品レビュー

2021/04/24

　全人口の10~12%は左利きだと推定されている。また、女性より男性の方が2倍ほど左利きの割合が高い。
　しかし、左利きの定義は曖昧で、字を書く手が左であっても、裁縫やハサミ、箸、歯ブラシ等を右手で行う場合、どちらに分類するか難しい。
　左利きが優秀だと言われるようになったのは最近になってからで、以前は悪魔の使いや劣等人などと見なされていた。多くの言語で「左」は悪い意味で使われている。そのため、教育の段階で右利きに矯正された人も多い。
　左利きは優秀だと言われるが、それらの多くは右利きが聞いても当てはまることである。しかし、近年の研究によって、実際に左利きの脳は特異的であることが証明された。具体的には、左脳と右脳を繋ぐ脳幹の体積が、左利き野人は平均よりも10%ほど大きいことが分かった。これにより、コミュニケーション能力や創造性が高くなると考えられる。
　多くのスポーツで左利きは有利である。しかし、ゴルフやボクシングでは、コースの形や慣習が不利に働くと考えられる。

2019/01/03

これも左利きに関する本。「『左利き』は天才」での消化不良を解消しようと買ってみたが…

単に左利きにまつわる雑学が並んでいるだけ。特に興味がある話もなし。著者はアメリカ人（？）だと思うが、日本人には馴染みのない人物の話も多く、それがつまらなさを生み出しているのかも。