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プラムアイランド(下) 文春文庫
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プラムアイランド(下) 文春文庫

ネルソン・デミル(著者), 上田公子(訳者)

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プラムアイランド(下) 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2002/06/10
JAN 9784167661076

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プラムアイランド(下)

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商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2010/05/28

エボラ、コレラ、炭疸…

エボラ、コレラ、炭疸、細菌兵器拡散といろんな危険が島に・・・・

文庫OFF

2021/05/10

(上巻の感想からの続き) このエマの造詣が素晴らしい。 歴史協会の会長がスレンダー美人でしかも恋多き女だったという設定は正に意表を突かれた。このエマの登場で物語に活力が与えられ、彩りが加えられたように思う。 だから中盤に凶漢の手によって殺害されるという展開は驚愕の出来事だったし、...

(上巻の感想からの続き) このエマの造詣が素晴らしい。 歴史協会の会長がスレンダー美人でしかも恋多き女だったという設定は正に意表を突かれた。このエマの登場で物語に活力が与えられ、彩りが加えられたように思う。 だから中盤に凶漢の手によって殺害されるという展開は驚愕の出来事だったし、最後のジョンの残酷なまでの犯人であるトービンに対する仕打ちも納得が出来た。 このトービンへの制裁は今までのデミル作品の中でももっとも凄惨なシーンで、主人公が相手の腹を掻っ捌いて内臓を取り出し、相手の顔に投げつけるという凄まじさだ。 さて、筆致は申し分なく、物語の展開もスピーディーかつ起伏に富んでおり、しかもハリケーンの最中のボート・チェイスシーンもあり、アクションシーンも迫力があり、正に云うところなし、と云いたい所だが実は自分の中ではどうも納得しきれないものがある。 細菌兵器を作り出しているのではないかと噂される研究所プラムアイランドというモチーフを設け、そこに勤める研究所員の殺害で大量殺害できる細菌の国外流出を示唆し、FBI、CIAの介入による妨害もありながら、それらが物語の前半で解決し、後半の早々で実はキャプテン・キッドの宝にあるのだという事件の真相を明かすあたり、デミルの小説作法に疑問がある。 私ならば最後まで細菌の流出疑惑を持たせつつ、最後の犯人との対決で実は狙っていたのはキャプテン・キッドの宝なのだと明かすだろう。そっちの方が物語の緊張感も持続させ、最後のあっと驚く真相というインパクトも強いのだと思うのだ。 しかしデミルはそうせず、隠れた真相を明かし、そこから犯人を追い詰める手法を取る。あくまでミステリ小説ではなくエンタテインメント小説の設定で物語を進めるのだ。 これは好みの問題だといえばそれまでだが、やはり後者ではエマの犠牲が必要であることになり、これが不満である。エマの殺害は無くてもよい展開だったと強く思うのだ。 とはいえ、読書中は至福の時間を過ごさせてくれた。上の不満はデミルだからこその高い要求をしてしまう結果なのだ。

Posted by ブクログ

2019/10/11

“マドンナ”が二人出てきて、一体どうするのか?二作目を先に読んでいたので、どちらがコーリーと付き合う事になるかは知っていましたが、その選択の過程はちょっと悲しい過程でしたね。 孤島にある、生化学に関する研究所と言うと、まぁ、やっぱり何やら怪しい事が行われていて、それが事件の原因...

“マドンナ”が二人出てきて、一体どうするのか?二作目を先に読んでいたので、どちらがコーリーと付き合う事になるかは知っていましたが、その選択の過程はちょっと悲しい過程でしたね。 孤島にある、生化学に関する研究所と言うと、まぁ、やっぱり何やら怪しい事が行われていて、それが事件の原因では無いかと思うのですが、そうでは無いと言うオチ。 ラストに描かれているチェイスシーンは、ハラハラドキドキ。 二作目を先に読んでいると、コーリーの罵詈雑言に物足りなさを感じるのは、気のせいでしょうか?

Posted by ブクログ

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