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孝明天皇と「一会桑」 幕末・維新の新視点 文春新書
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孝明天皇と「一会桑」 幕末・維新の新視点 文春新書

家近良樹(著者)

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孝明天皇と「一会桑」 幕末・維新の新視点 文春新書

定価 ¥770

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2002/01/19
JAN 9784166602216

孝明天皇と「一会桑」

¥220

商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2010/05/28

どちらかといえば親幕…

どちらかといえば親幕府的だった天皇と、それを守護した一橋慶喜、会津・桑名両藩。

文庫OFF

2010/05/28

会津藩に関する貴重な…

会津藩に関する貴重な学術的研究。安値で買えるのが嬉しいです。

文庫OFF

2021/06/30

著者、家近良樹氏は、薩長中心に語られてきた勝者の歴史のこれまでの幕末維新研究に、光明天皇、一橋慶喜、会津藩、桑名藩、の視点を加えた。幕末維新期はややこしくてよく理解できない面があるのだが、攘夷を主張しつづけた光明天皇の頑迷さと、意識の上で一番上にある「天皇」という存在が、歴史の流...

著者、家近良樹氏は、薩長中心に語られてきた勝者の歴史のこれまでの幕末維新研究に、光明天皇、一橋慶喜、会津藩、桑名藩、の視点を加えた。幕末維新期はややこしくてよく理解できない面があるのだが、攘夷を主張しつづけた光明天皇の頑迷さと、意識の上で一番上にある「天皇」という存在が、歴史の流れの核だったのかな、という気がした。元治元年(1864.2.20-)、一会桑と称する三者は、将軍後見職(慶喜)、京都守護職(会津藩・松平容保)、京都所司代(桑名藩・松平定敬・容保の実弟)として京都で揃う。これが悲劇?の始まり? 攘夷にからめとられた一会桑。 展開は攘夷を主張していた光明天皇の死、なのかなと感じた。開国という時代の流れとは逆行していた大岩が亡くなったことで、大きく時代が進んだ気がした。 また歴史の転換点は内からの変化もあるが、外からの違った価値観の襲撃、というのが大きいのかなという気がした。 家近氏は、明治維新は薩長や幕末の志士たちの力のみでなされたのではなく、江戸期の日本社会が営々として培ってきた合議や衆議を重んじる声におされて旧体制が打倒された、と説く。 メモ 幕末維新の歴史認識については、薩長を中心とする西南雄藩が武力でもって旧弊な徳川幕府を倒し新しい仕組みを作り近代天皇制の確立に大きな貢献をしたという、明治維新で権力を握った薩長からみた勝者の歴史観が広まったとする。それは官製の歴史書や、歴史学者、教科書にはじまりさらに映画、小説などにより一般認識となった。 明治になるとすぐ政府は(薩長は)幕末維新期の歴史的評価を確定しようと1889年(明治12)「復古記」全15冊を完成された。また官製維新史の集大成として維新史料編纂事務局をつくり「維新史」を刊行した(1939~1941、昭和14~16) 第二次世界大戦後の歴史研究においてもマルクス主義史観が主流になり、分析の対象が反権力(反幕府)におかれた点では変わりなく、依然として西南雄藩(なかでも長州藩)中心に幕末維新期が分析された。ただ、戦前の王政復古史観とは近代天皇制を拒否する点が大きく違っていた。 2002.1.20第1刷 図書館

Posted by ブクログ

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