アフガニスタン 南西アジア情勢を読み解く

広瀬崇子(著者), 堀本武功(著者)

• 販売会社／発売会社: 明石書店/
• 発売年月日: 2002/01/20
• JAN: 9784750315249

商品レビュー

2011/01/16

アフガニスタンが英露およびドイツへの配慮から中立を維持した第二次丹が終結すると、1947年にはパキスタンが誕生した。パキスタンはインドよりも一日でも早く独立したかった。インドからの独立でなくイギリスからの独立をしたかったから。
パキスタンがタリバンを熱心に支援したのは、インドとのカシミール問題が重要だったから。
ソ連のアフガニスタン侵攻時代に難民としてパキスタンに流れたアフガン難民の子供たちはパキスタン国内に次々と創設されるマドラサに通った。これがタリバンの原型。
パキスタンにはアメリカに対する憧れと反感が混在している。
冷戦後、アメリカはアフガニスタンにおける国益を過小評価した結果、テロの横行、女性の抑圧、麻薬取引をもたらしてしまった。