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広告都市・東京 その誕生と死 広済堂ライブラリー18
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 廣済堂出版/ |
発売年月日 | 2002/11/01 |
JAN | 9784331850176 |
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広告都市・東京
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ゼロ年代の空気が覆い尽くしてる本 今となっては古くさい言葉が並ぶが、それこそが当時の空気だろう。 広告が文化を介在し、自らの存在を隠蔽した幽霊として我々を付き纏う様は、今も変わっていない。ブランド品を身につけ、そのストーリーを纏うことは、ブランド品の宣伝と対になっている。 ただ...
ゼロ年代の空気が覆い尽くしてる本 今となっては古くさい言葉が並ぶが、それこそが当時の空気だろう。 広告が文化を介在し、自らの存在を隠蔽した幽霊として我々を付き纏う様は、今も変わっていない。ブランド品を身につけ、そのストーリーを纏うことは、ブランド品の宣伝と対になっている。 ただ、携帯からSNSへと認知可能な情報量が増大していくことによって、各々が相対化されると、広告はもはや幽霊でいることができなくなる。 到来するのは、もっと乾燥した、自覚的な記号論による差異の消費と、反対に物自体の機能に最小限の充足を求めるミニマリスト的な消費の2つが共存する世界なのではないかと思いました。
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第1章 トゥルーマンショーの広告論 「資本の論理の至上命題は、差異を見いだせ。そして利潤を得よ」 「トゥルーマンショーの広告論(隠れる広告)、広告は自らがあらわれる場所・舞台を固定することはなく、さまざまなメディアを横断する。」 第2章 80年代 渋谷の神話と構造 「西武・パル...
第1章 トゥルーマンショーの広告論 「資本の論理の至上命題は、差異を見いだせ。そして利潤を得よ」 「トゥルーマンショーの広告論(隠れる広告)、広告は自らがあらわれる場所・舞台を固定することはなく、さまざまなメディアを横断する。」 第2章 80年代 渋谷の神話と構造 「西武・パルコが実験した広告=都市の方法論は、さまざまな形で応用されていく。ららぽーと、ヴィーナスフォート、晴美トリトン、つかしん。」 「生産者は広告という意味装置を用いてモノに過剰な意味とイメージを付加し、消費者はそのイメージ、意味がつくりだす微小な差異を求めてあくなき競争を展開する。」 「広告によって意味づけ=記号化された商品を消費することによって自らのアイデンティティを模索していくという、消費社会論的な私像」 第3章 広告=都市の死 「ディズニーランドにおける空間的な自己完結性。建物、土手、木々等の障害物によって内側からは外の風景が見えず、園全体が周囲から切り離されて閉じた世界を構成している。園全体を俯瞰することのできる超越的な地点がない。」 「広告=都市の構築者は、単なる客寄せ商業施設ではなく、文化・生活・環境を豊かにするものであることを強調する。」 「Q-Frontにおおいては建築的な操作は存在せず、情報へのアクセス可能性が第1義的な意味を持つ。」 「かつてのメディアコミュニケーションは、送り手=公的な責任を持つ存在/受けて=私的に解釈する存在が前提であった。しかし、現在は見られること=接続されること自体を目指す接続指向が強くなった。」 「コミュニケーションのためのコミュニケーション、伝達意図の伝達、つながりのためのつながり。ケータイは、繋がりの社会性を表面化させた。」 「ケータイは、第3領域を過剰に社会化された空間、見られていないかもしれない私に絶えず向かい合わねばならない過剰な儀礼空間へと変容させた。」 「制度化された身体を持たず多様なメディアに寄生しながら、日常世界の文脈秩序を乱し続ける、というメディア寄生的な広告の本能」 結章 広告化せよ、そして広告にあらがえ 「広告、メディア、受け手の身体という3変数が、広告のメディア寄生性を媒介として、複雑に絡み合い、消費社会における都市の一を変容させていくという社会的ダイナミズム。 これらとの消費社会の関係。」
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まぁ、言いたいことはわかるが、映画の比喩としての「トゥルーマンショー」は飛躍し過ぎな気がした。『都市のドラマトゥルギー』から続く東京論ブームの終着点かな?
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