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「時」の国際バトル 文春新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 2002/06/20 |
JAN | 9784166602520 |
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「時」の国際バトル
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「時」の国際バトル
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商品レビュー
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毎日、毎日、時間を見ているが、よく考えてみると不思議だ。 時間は12進法、分・秒は60進法、(普通の生活では、まず使うことはないだろうが)秒以下は10進法が使われているのに、特に難しさや不便を感じていない。 月は12種類だけなので、日は30、31、28の3種類だが、4年に一度の...
毎日、毎日、時間を見ているが、よく考えてみると不思議だ。 時間は12進法、分・秒は60進法、(普通の生活では、まず使うことはないだろうが)秒以下は10進法が使われているのに、特に難しさや不便を感じていない。 月は12種類だけなので、日は30、31、28の3種類だが、4年に一度の「うるう年」などというものまである。 しかも、うるう年になるパターンやならないパターンもあり、パソコンで計算させようとすると、少々、面倒くさい。 個人では意識することはないだろうが「うるう秒」もあり、時々、挿入のタイミングがニュースで流れたりする。 この本のタイトルには「バトル」の文字があるが、タイトルと内容が一致するのは最後の5章のみ。 それまでは「時」をどう定義してきたかや時計の進化論、世界各国の時間間隔の比較などの話が続く。 第3章では「文明の進展が時間の細分化を要求する」と言っているのが印象に残った。 第1次産業だけならば、それほど時間の精度は要求されないが、鉄道や飛行機などが発達してくると当然、精密な時間が必要になってくる。 金融の世界では大量の取引注文を素早く捌くため、コンピュータによるミリ秒・マイクロ秒の世界の勝負となっている。 某地域の通貨危機では金融市場からの政府への素早い対応要求が民主主義の手続きをスキップさせようとしている所まで行っているらしい。 (ここまでくると、もはや「暴走」でしかない、と思うが・・・) ところで、前に読んだ別の本の影響なのだが、「時間」というものは本当に存在するのだろうか。 「距離」や「速度」なら目にも見えるが、「時間」は? 時計の針や建物の影が動くのは「時間」そのものを見ているわけではない。 社会生活をする上で不便だから、時計の針が進むのを「時間」として使うことにしようと決めているだけでは? だとしたら、自分達が発明した「時間」を正確に計ろうと一生懸命、努力している姿は一体・・・?
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