1,800円以上の注文で送料無料

大人のための修学旅行 奈良の歴史
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

大人のための修学旅行 奈良の歴史

武光誠(著者)

追加する に追加する

大人のための修学旅行 奈良の歴史

定価 ¥1,320

550 定価より770円(58%)おトク

獲得ポイント5P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社/
発売年月日 2002/11/01
JAN 9784309223940

大人のための修学旅行 奈良の歴史

¥550

商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2016/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古代史好きな友人が読んでいるのをみて私も図書館で借りてみました。 まさに、大人のための修学旅行! 古墳や寺院の紹介をしながら、その歴史、にとどまらず、例えばなぜ発生期の古墳がその場所に集中するのか、そもそも古墳は何のために築かれたのか、といった疑問に答えてくれるのです。そんな解説を聞きながら遺跡をまわれたら楽しいだろうな~などと想像しながら読みました♪ とにかく歴史の必然を感じることが出来て、専門的な本じゃないけどとても勉強になりました☆ 以下備忘録。。 ☆古墳について 日本人は縄文時代以来、自然をつかさどる多くの神々を祀っていました。(精霊崇拝信仰) それが、奈良の三輪山で、多くの神々(精霊)を指導するすべての自然物をつかさどり、土地の守り神となる有力な神が存在するという新たな信仰が発生発展します。 神は(三輪山に限らず)山に住むと考えられていたため、古墳づくりは人工の山を築くことによって、族長を神に近い者にする営みでもありました。 日本の神はもともと、自分が治める地域すべての人間に幸せな生活を保障する責任を持ってくれていたので、古墳の発生とともにこの責任を豪族が負うようになります。 そして地方の豪族たちが大王に従うようになるにつれ、大王に従っていれば万事うまくいく、というような民衆の、支配者に対する信頼感が、日本統一に繋がっていったのです。 大王が三輪山で祀られることで、三輪山の神とともに大和朝廷を守る神とされていきます。 大和朝廷の拡大の中でしだいに、地方で祀られた神は三輪山の分身もしくは配下の神とされ、さらに、朝廷の守り神である農耕神である三輪山の神と、武神の神である石上の二つに分けられていきました。 のちに三輪山の信仰の中の太陽神に対する部分だけが分かれて、天照大神信仰ができました。 こういったいきさつで、三輪山の神を祀りはじめたことにより、強い指導力を持つ王家が生まれ、古墳が築かれ、朝廷の組織が整い、古代都市纏向がつくられたのです。 ☆政治について 飛鳥の先進文化は、飛鳥の西南のはずれの檜隈(ヒノクマ)から広がります。ここは東漢氏とその配下の渡来系工人たちの居住地でした。 そして蘇我政権の時代の飛鳥の中心は、蘇我勢力圏内の飛鳥南部、甘橿丘周辺に移ります。でも実は、東漢氏は大陸の先進技術と軍事力を持ち、蘇我氏をかついで陰で政治を動かしていました。特に朝廷と大陸との交流を活発にしたのは彼らの功績です。 東漢氏と勢力を競い合った渡来系の秦氏が中大兄皇子を動かして大化の改新を行い、天智天皇にかれらの勢力圏である大津京への遷都を行わせました。 これに対し、東漢氏は壬申の乱で大海人皇子の後押しをして都を飛鳥にもどすのです。こんな攻防があったとは・・・ 天武天皇が都をおいた飛鳥浄御原宮は飛鳥南部ですが、最有力寺院である代官大寺は飛鳥北部にあり、その後持統天皇がつくった藤原京も北部に位置します。本薬師寺も北部に建設されます。 天武天皇は、古代官僚制を整備し中国風の中央集権国家を築くのに、東漢氏の勢力を削り、その氏族としての団結を崩す方針を取りました。 このように飛鳥南部から北部への中心地の移動は、天武朝以後の朝廷が意図的に東漢氏を含む蘇我系とたもとをわかとうとしたことからくるものなのです。 これによって、天武朝にはじめて天皇を中心とする官僚制の形をとる貴族政権作りが可能になったのです。

Posted by ブクログ

2011/09/30

学校で習ったことのおさらい的な本。ちょっと退屈。退屈すぎて集中力が途切れる途切れる。仕舞いにはゲーム始めちゃったよ・・・。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品