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サンダルの国
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サンダルの国

高橋敦史

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サンダルの国

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 連合出版/
発売年月日 2002/10/25
JAN 9784897721804

サンダルの国

¥220

商品レビュー

3.5

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2013/04/27

2000年ごろの1年間のアジア旅行記。    「とるべきルートも終着点も帰国の日程すらもすべて白紙の、 結末のわからない旅にでようと考えた。  そんな旅をしたらならば、 どういう答えが見つかるのだろう。」 この作者は「結末のわかっている旅」をしたことがあるのかな? それは、 ど...

2000年ごろの1年間のアジア旅行記。    「とるべきルートも終着点も帰国の日程すらもすべて白紙の、 結末のわからない旅にでようと考えた。  そんな旅をしたらならば、 どういう答えが見つかるのだろう。」 この作者は「結末のわかっている旅」をしたことがあるのかな? それは、 どんな「旅」だったんだろう。 「問い」を設定せずに、「答え」を想像するのはなぜだろう? 「旅の日々を重ねるにつれて当初の思いは二の次になって、 もっぱらの関心は現地に暮らすアジアの人々へと移っていった。 「珍道中でもなくセンチメンタルな自分探しでもなく、 もっと人々の声に耳を傾ける旅があっていい。 国の数だけ、民族の数だけ、 社会の数だけ異なる価値観がある。 そうした差異をみずからの体内に取り込んでゆくことが、 旅人に課せられた唯一の責務のような気がした。」 「問のない答え」を探したら「責務」がみつかったのですか。  三脚とカメラをもって、会った、アジアの人々とのたどたどしい会話、そこに逆照射されて写りだす作者の姿。2000年のひとりの日本人の若者の姿。   引用です。 5つ星のうち 4.0 アジアとは、日本とは 2003/4/6 By moreもれ 形式:単行本  著者の1年間にわたるアジア旅行日記。それだけならよくある本だが、この本では、出会った人々の暮らしぶりや生き方を通して、その国の内情、歴史を探ることにページが割かれている。  書中で列挙する人々を、著者は「アジアの友人たち」と言うが、実際には著者は彼らを冷めた目で見つめ、過剰な友情を抱かない。それは、著者が個々人ではなく、「アジア全体」を見ようとしている「旅人」だからだ。  だからあくまで淡々と、「友人たち」の生きざまを目にしたまま文章にしていく。そこからその国の背景を読み解いていく。  書名となっている「サンダル」は、薄汚れ、日に焼けた足を露出する履き物であり、欧米よりも「劣った」アジアを象徴する。しかしそのエネルギーは、過度に成長し行き詰まっている「靴の国」欧米・そして日本を凌駕する。  著者が彼ら「アジアの友人」を冷めた目で見るしかないのは、著者が靴の国の人間だからだろう。終章では、同じ日本人たちが「サンダルの国」でエネルギーを享受し今後の生き方を変えようと努力する姿が紹介されている。同じ日本人だからか、同情も伺えるところが興味深い。「日本人よ、がんばれ」というメッセージは、日本人全体へも向けられている。  日本も少し前までは「サンダルの国」だったことを思い出させてくれる。

Posted by ブクログ

2008/01/15

アジア旅行記。アジアってなんで多くの旅人がひかれる場所なのか少しわかった気がした。パワーってこのことか。ラストに記された言葉にはそうそう、と思いました。 旅かーしてみたいです。

Posted by ブクログ

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