なぜ働くのか 生死を見据えた『仕事の思想』

田坂広志(著者)

• 販売会社／発売会社: PHPエディターズグループ/PHP研究所
• 発売年月日: 2002/06/28
• JAN: 9784569622583

商品レビュー

2021/08/21

なぜ働くのか、答えを知りたくて何度も読んだ。
知るのではなく考え続けることが大切だと分かった。
（2024.1.28）

※2002.9.30購入＠読書のすすめ
　2002.10.13読了（1回目）
　2002.10.14読書開始（2回目）
　2002.12.24時点11回目読書中、12.29読了
　2002.12.29読書開始（12回目）
　2008.10.12売却済み、後日文庫本購入

2018/10/17

"田坂広志さんの本は、時々読むようにしている。働く一人の人間としての心構えはできているのか？我々は、どこからどこへ行くのか？深く深く考える必要があるんですよ～ということを気づかせてくれる。心に残ったことを書き留めておく。
仕事の思想　１０のキーワード
「思想」錨、「成長」報酬、「目標」成長、「顧客」心の鏡、「共感」、「格闘」人間力、「地位」部下の人生に責任持つ、「友人」、「仲間」、「未来」

思想を身につけるには、死生観、世界観、歴史観　から見つめていくこと。
死生観・・・きけわだつみの声、静かなノモンハン、飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ
世界観・・・世界がもし１００人の村だったら、ノブリス・オブリージュ
歴史観・・・宇宙の歴史、人間の意味、仕事の意味"

2016/11/12

★2016年11月12日「田坂広志　人間塾　なぜ働くのか　生死を見据えた「仕事の思想」」田坂広志著　評価Ｂ
部下の話を聞くうちに、彼らの中になぜそこまでして部課長は働くのか？という思いがあることを知った。我々の世代は新入社員の時には、新人類と呼ばれて異星人扱いされたのだが、その我々も歳をとり、若い人たちには理解不能のおじさんたちとなっていたのだ？！
そこで、敢えて、なぜ働くのかを彼ら若い人たちにも考えてもらう本を探してみた。
しかし、この本は軽いノリの彼らからするともっとも反対にある内容の本だった？！（笑）

思想　現実に流されないために錨
成長　決して失われることのない報酬
目標　成長していくための最高の方法
顧客　心の姿勢を映し出す鏡
共感　相手の真実を感じ取る力量
格闘　人間力を磨くための唯一の道
地位　部下の人生に責任を持つ覚悟
友人　頂上での再会を約束した人々
仲間　仕事が残すもう一つの作品
未来　後世を待ちて今日の務めを果たすとき

どのように生きるか、死ぬか？
明日死ぬと思い定め、今日を生き切る　明日自分の生が終わるとしたら、今日という一日をどのように生きるだろうか？
死生観　自らの人生の砂時計の砂の音に耳を傾ける
さらさらと今落ち続けているその砂が無くなったら、命は終わる
床に入る時、今日という一日を精一杯生き切っただろうかと自問する

世界という広さで見る時、自分の恵まれている環境に気付けるか？→その意味でエリートなのだ！
1．半世紀も戦争ない平和な国
２．世界でも有数の経済的に豊かな国
３．大学などの高度な教育も望めば受けられる
４．自分の力を生かせる職場で働くことができる
５．生活するのに十分な給料を得られる
６．五体満足、心身とも健康
７．互いに支え合う友人や仲間、家族が居る。
使命感を持って生きる人間の高貴さ　何よりも日々の仕事に心を込めて取り組むこと
エリートの使命とは、人類全体の可能性を切り拓く”人類に貢献すること”を意識すべき
ビジネスマンの仕事の価値とは、その人が何を見つめているかである。