えらい人はみな変わってはる

谷沢永一(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社/
• 発売年月日: 2002/06/15
• JAN: 9784103845034

商品レビュー

2017/06/06

著者様の蒐めた資料を活かし、明治大正の耳寄りな故事来歴をコラム仕立てにまとめた（雑誌連載された）１冊。漢字が難しいなーと思いつつも、それを超えても読みたいと惹かれる面白さが。ますます昔の日本が良かった、なんて思えなくなることも。

2011/02/24

施無畏の人の研究に
ｐ97　大学人　東大農学部教授　「和田垣謙三博士傑作集」
当意即妙　
ｐ129　訥弁について　三宅雪嶺　「訥弁の与える感動」
小野田亮正「現在名士の演説帳」
＊木下広次（京大総長）三宅をヘッドハンティングしようとしたが、陸かつ南が制した。
ｐ135　山口孤剣「明治百傑伝」
ｐ139−140　佐伯梅友　澤寫久孝　師弟愛
p149　中村幸彦　世の風潮に属さない
p151　小西甚一「日本文藝史」
ｐ173　関如来「当世名家蓄音器」

2007/12/25

ゴシップ本という感じも否めませんが、近代文学史の授業と一緒に読むと楽しかったように思います。

与謝野夫妻の話がジーンときた。
自分の方が世間では評価されていても、やっぱり愛する人の歌を褒められると嬉しいだろうな。
諭吉っつぁんが、鼻くそほじるのが癖だったとは初耳でした。