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毒味役 ハヤカワ・ノヴェルズ
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毒味役 ハヤカワ・ノヴェルズ

ピーターエルブリング(著者), 鈴木主税(訳者)

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毒味役 ハヤカワ・ノヴェルズ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2002/08/31
JAN 9784152084361

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商品レビュー

3.3

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2021/11/30

16世紀のイタリア。 ウーゴの家はとにかく貧しく、彼はみじめで不幸だった。 母親はそれでもウーゴを「私の小さな王子」と呼んでいた。ウーゴも母親を誰よりも愛した。 ある日、母は自分の着ていた服を脱ぎ、それをふたつに裂いて、木に結びつけるようにウーゴに命じる。息子は喜んでそれを手伝っ...

16世紀のイタリア。 ウーゴの家はとにかく貧しく、彼はみじめで不幸だった。 母親はそれでもウーゴを「私の小さな王子」と呼んでいた。ウーゴも母親を誰よりも愛した。 ある日、母は自分の着ていた服を脱ぎ、それをふたつに裂いて、木に結びつけるようにウーゴに命じる。息子は喜んでそれを手伝った。 母はそれを首に巻きつけた。様子がおかしいことに気づいたが、母は木にぶらさがってこと切れた。 貧しさは常にウーゴに付き纏っていたが、成長した彼はある娘に恋をして、結婚した。やがて妻は身ごもった。 だが、出産に耐えられず、妻は産んだばかりの子とウーゴを遺して死んでしまう。 その娘を妻が死ぬ前に囁いた名前「ミランダ」と名づけてウーゴは深い愛情を持って育てていくもののどうしようもない貧困は変わらなかった。 ウーゴは干乾びた野菜畑で聖母マリアに祈っている。 ミランダに何か食べさせないとミランダは死んでしまう。 その時、 黒い馬に跨った巨漢が姿を現した。コルソーリの領主、フェデリーコ公だった。 ウーゴは震えあがったが、フェデリーコは彼を自分の毒見役に任命する。 ウーゴは愛娘ミランダと一緒にフェデリーコの豪奢な宮殿に連れて行かれる。 フェデリーコは兄を毒殺して領主になっていたし、他の誰からも憎まれていたので、常に毒を盛られるのではないかと新派していたので、毒見役は絶対に必要な存在だったのだ。 毒見役のウーゴはフェデリーコの料理を先に口にするわけだが、今までの生涯で数回しか肉を食べたことがないウーゴは、次々とでてくるご馳走に仰天しつつ、毒でミランダを遺して一瞬のうちに死んでしまうかもしれないという恐怖に苦しむ。 しかし、徐々にその生活こそが自分とミランダの生きる唯一の道だと気づいたウーゴは、度重なる生命の危機を持ち前の機略と勇気によって乗り越えていくのだった。 この本は、著者が、『毒見役ウーゴ・ディフォンテの手記』という古文書を手にいれ、それを自ら翻訳したという体裁をとっているが、その古文書の存在さえも架空のプロットで最初からわたしたちはエルブリングの罠にはまってしまうのであった。 日本でも毒見役は昔からいて、時代劇などにもなっているが、西洋でも毒見役は魅力的な人格の人が多いのであろうか。 余談だが、『乾いて候』の主人公、腕下主丞(かいなげもんど)さんは、カッコよすぎる、、、、、

Posted by ブクログ

2009/11/29

情熱的だなぁ…とか、熱血漢だなぁ…とか、そんな印象。 しかし私は断トツでフェデリーコが好きだ。 太っててもいいから、彼がもう少し若ければ隣に座りたいねぇ。 毒味役としてでも娼婦としてでも。

Posted by ブクログ

2005/07/30

著者エルブリングが架空の古文書【毒味役ウーゴ・ディフォンテの手記】を翻訳したという特異な設定の歴史小説です。貧困に苦しむ農夫のウーゴが、狩りに失敗した残虐な領主フェデリーコに八つ裂きにされたのがきっかけで「毒味役」をすることに。領主は多くの人々憎まれているため、いつ毒が盛られるか...

著者エルブリングが架空の古文書【毒味役ウーゴ・ディフォンテの手記】を翻訳したという特異な設定の歴史小説です。貧困に苦しむ農夫のウーゴが、狩りに失敗した残虐な領主フェデリーコに八つ裂きにされたのがきっかけで「毒味役」をすることに。領主は多くの人々憎まれているため、いつ毒が盛られるかわからない。人間関係など様々な情報を駆使し、頭と舌を使って「毒」の恐怖と戦う日々が始る。16世紀イタリアで毒味役になった農夫の活躍がリアルに描かれています。貴族階級の人々の爛熟した暮らしぶりも必見。

Posted by ブクログ

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