倭建 新アスカ伝説 3 歴史群像新書

三田誠広(著者)

• 販売会社／発売会社: 学習研究社/
• 発売年月日: 2002/09/06
• JAN: 9784054017511

商品レビュー

2011/11/06

天の下の制覇を目論む惨忍な王・タラシヒコ大王によって、地方の邑々や森は焼かれ、ツチ神（土着の神々）の恨みは世に満ちていた。
アワウミの国ヤスの王・カニメノオオキミは、ある日ヤタガラスの神託を受け、北へ向かう。イブキ山へ足を踏み入れた彼の前に、父マワカノオオキミを倒した白い猪神が現れる。
猪神は王族に連なるカニメノオオキミを殺そうとするが、間一髪、角をもつ黒い影…ケヒの浜の神「イササワケ」が危機を救う。
イササワケは「豊葦原のナカツ国に和をもたらす皇子がヤマトから生じる」といい、カニメノオオキミにはその皇子を守る責務があると言い残して姿を消す。
カニメノオオキミは国を救う力を持つという皇子・ヤマトオグナに会うため、ヤマトへ旅立った。