日本型成果主義 人事・賃金制度の枠組と設計

楠田丘(編者)

• 販売会社／発売会社: 生産性出版/
• 発売年月日: 2002/08/30
• JAN: 9784820117353

商品レビュー

2017/12/31

15年も前に出版されたものだが、今まさに考えなければいけない課題を提示している様に思う。
ある意味当時は考えられていなかった人生100年時代を見越した先見性も含まれている気がする。
しかし、この15年間変わらないままでも何とかなった日本企業の強さ（とは異なるものかも知れないが）とは一体何だったのであろうかということも考えさせられる。この先もこのままではいかないだろうが。

2012/02/15

－引用－
元禄バブル崩壊を受けた享保の改革は、先にみたように商人の華美に嫉妬して商業を弾圧したが、一方では役人の人事には能力主義を取り入れたのである。

2006/03/20

論文の為の学術書として買いました。とはいえ、内容はとっても読みやすくて、論文にはもってこいの資料がいっぱいです。グラフとか表とかかなり使ってますので、目で見て学べると言うのも有ります。内容は成果主義を導入した場合のメリット・デメリット。そして、日本にはどのような成果主義でなければ対応しないのか等。経済学部で労働経済論を専攻し、尚かつ研究分野が成果主義もしくは日本的雇用慣行とかだと読んでみても良いかも知れないと思う物でした。っていうか、これで私はこの方面に興味が出てきたと言っても良い位の本です。