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娘と話す 宗教ってなに?
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 現代企画室/ |
発売年月日 | 2002/08/10 |
JAN | 9784773802061 |
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
世界中にはいろいろな…
世界中にはいろいろな宗教があるが、宗教とはそもそもどういうものなのか。
文庫OFF
とてもわかりやすい。一神教的考え方は、お寺にも神社にも参拝し、クリスマスをも祝う日本人にはなかなか理解できない。若い人たちが宗教に疑問をもった時に、おすすめできる一冊。
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どんな宗教にもどんな思想にも肩入れせず中立的な立場で語る、というスタンスが既に苦しい。 「この説明こそが完全に中立であり正しいのです」みたいなことを地の文で主張すること、それ自体が、フェアじゃない。 むしろ「パパは不可知論寄りで、絶対政教分離支持だよ」みたいに自分の立場をは...
どんな宗教にもどんな思想にも肩入れせず中立的な立場で語る、というスタンスが既に苦しい。 「この説明こそが完全に中立であり正しいのです」みたいなことを地の文で主張すること、それ自体が、フェアじゃない。 むしろ「パパは不可知論寄りで、絶対政教分離支持だよ」みたいに自分の立場をはっきりさせておいた方が、読者も「不可知論寄りの、多分中流階級の今の中年フランス人男ができるだけ客観的に宗教を説明しようとするとこうなるんだな」って距離を置いて見ることができるから。 政教分離が絶対善で、宗教国家は絶対間違ってる、みたいな口ぶりだけど、善悪じゃなくて「好き嫌い」くらいで言っとけよって思う。 いろいろ突っ込みどころ(訳文がぎこちない点も含めて)も多いけど、特に、ざっと教義を案内するって言っておきながら三位一体に触れていないのは何事か・・・。びっくりするわ。 キリスト教がイスラム・ユダヤと相容れないポイントとして「神の子」の存在だけを強調してるから、ちょっと筆者がユニテリアンみたい。その時点で中立じゃない。 あと、教会がこれらの点で堕落した→プロテスタントが生まれました。って説明で終わってるから、まるでカトリックを否定してるみたいだ。 全体的に「文明や宗教は歴史が進むにしたがって、より高度になってきた(=古いものは未熟で劣っている)」的な雰囲気がただよってて、正直、文化史の語り口としては前時代的。 本ッ気で世界の諸宗教の概要や歴史を全然知らなくて、新たに知ろうと思って、かつ出来るだけ簡単な本でさっさとすませたい、って人は読んでも良いかもしれないけど、いろいろ足りない部分があって、語り手の立場も完全な中立ではない、ってことを意識しておくべき。 それでも、この1冊で宗教を概観した気になるのは暴論すぎるけど。 「自分が中立だと思ってるフランス人が宗教をどう説明するか」を観察するという視点でなら楽しめるかもしれないけど、それだったら語り手のバックグラウンドも説明しておいてほしかったな。(両親や家族の信仰とか、どんな教育を受けて何して大人になったかとか)
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