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ねむり姫がめざめるとき フェミニズム理論で児童文学を読む
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ねむり姫がめざめるとき フェミニズム理論で児童文学を読む

ロバータ・シーリンガートライツ(著者), 吉田純子(訳者), 川端有子(訳者)

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ねむり姫がめざめるとき フェミニズム理論で児童文学を読む

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 阿吽社/
発売年月日 2002/07/15
JAN 9784900590717

ねむり姫がめざめるとき

¥550

商品レビュー

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2022/01/27

紹介されている作品をほとんど私が分からないのが難点。 1997年出版、2002年翻訳版。 その時点での議論なのが前提条件ですね。 私はそういう前提でこの本を読んでいるのですが、物語もまた同じで、フェミニズム的、またジェンダー的、そしてそれらをすべて含めた人権的に、今の感覚とは合わ...

紹介されている作品をほとんど私が分からないのが難点。 1997年出版、2002年翻訳版。 その時点での議論なのが前提条件ですね。 私はそういう前提でこの本を読んでいるのですが、物語もまた同じで、フェミニズム的、またジェンダー的、そしてそれらをすべて含めた人権的に、今の感覚とは合わない表現が物語の中には出てくることがあります。 でも、それをもって、残念だとか、ありえないだとか、許せないだとか、簡単に言うことはできない。 過去に書かれた物語であれば、その時代の感覚で書かれているので、今と違うのは当たり前。 そしてまた、現代に書かれたものであっても、現在過去未来、そして架空の設定…著者が想定した世界で、その感覚を持っているとして書いている。 それを一律で否定することは、むしろ世界を狭くするのではないかと思います。 だからこの本でも、この視点で書かれているのは残念だという表現が時折見えますが、それはあくまで、著者がフェミニズム的視点で見ているからそう考えると言うだけで、その作品の価値そのものが低い訳ではない。 それは忘れてはならないはずです。 そして、それを残念だと書いているこの本も、そこだけを切り取って残念だということもまたできないのでしょう。 物語の中の女性が、男性主体の世界の中で選択肢を失い沈黙を選ぶ。 それを否定し、自ら言葉を発する女性の姿をこの本ではひとつのフェミニズムの実践と見ていると読み取りました。 ただ、それもまた選択肢のひとつ。 更にその上で沈黙を選ぶ女性もまたいてもいいのではないかと思います。 それを自分で選択できる世界があるということが重要なのだと思います。 ねむり姫は、王子のキスで目覚めさせられるのではなく、自分で目覚めるのか、眠り続けるのかを選ぶのです。

Posted by ブクログ

2011/08/29

古典作品だけではなく、現代児童文学を主に取り扱った本書。 残念ながら、本書で取り上げられている多くの作品は翻訳が出ていないものばかりだ。 性差別的な古典作品ばかりではなく、現代を生きる子どもたちには、そこから抜け出してゆく少女、少年たちの姿を描いた作品を多く読んでもらいたいもので...

古典作品だけではなく、現代児童文学を主に取り扱った本書。 残念ながら、本書で取り上げられている多くの作品は翻訳が出ていないものばかりだ。 性差別的な古典作品ばかりではなく、現代を生きる子どもたちには、そこから抜け出してゆく少女、少年たちの姿を描いた作品を多く読んでもらいたいものです。

Posted by ブクログ

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