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哲学者と法学徒との対話 イングランドのコモン・ローをめぐる 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2002/04/18 |
| JAN | 9784003400456 |
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哲学者と法学徒との対話
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
ホッブスという名前を聞いただけで、読んだこともない「リヴァイアサン」のイメージを持ちながら読み進めるわけだが、1章の「理性の法」から2章の「主権について」にかけての哲学者の言葉がそのイメージを裏切らない。 1670年代ころのホッブス晩年の作とのことだが、そのころは権利の請願と権利...
ホッブスという名前を聞いただけで、読んだこともない「リヴァイアサン」のイメージを持ちながら読み進めるわけだが、1章の「理性の法」から2章の「主権について」にかけての哲学者の言葉がそのイメージを裏切らない。 1670年代ころのホッブス晩年の作とのことだが、そのころは権利の請願と権利の章典などが出される合間にあり、革命を経て国王の権力が議会に拘束される時代だったはずである。それに逆行するかのようにとりわけ2章での哲学者は議会が国王から課税権を取り上げようとする風潮に強く反発をしている。 どうも哲学者(ホッブス?)は、一国のリヴァイアサンが多国関係におかれると、リヴァイアサンとリヴァイアサンとの戦いになることを恐れているように見える。 ホッブス流の万人の万人による闘争を前提とした世界では、国と国との関係は上位にリヴァイアサンが存在しない以上、常に闘争の状態におかれている。ならば平和と安寧を守るために、一国のリヴァイアサンはどうあるべきか。それは権力の分立を防ぐことである。リヴァイアサンは責任重大である。なにしろ本書によれば「国王のために国民がいるのではなく、国民のために国王がいる」のだから。 ウエストファリアの条約による主権国家の誕生と軌を一にして、その何百年後の行き着く先、宿命を予言したと解してもいいのではないでしょうか。
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副題にある通り、議論はもっぱらイングランドのコモン・ローの妥当性に関係している。ホッブズはコモン・ローの妥当性をエドワード・クックの解釈によって基礎づけようとする「法学徒」の議論に逐一反論を加えていく。論点は刑罰や異端などかなり個別的なものに及んでいるが、法制定の主体が主権者たる...
副題にある通り、議論はもっぱらイングランドのコモン・ローの妥当性に関係している。ホッブズはコモン・ローの妥当性をエドワード・クックの解釈によって基礎づけようとする「法学徒」の議論に逐一反論を加えていく。論点は刑罰や異端などかなり個別的なものに及んでいるが、法制定の主体が主権者たる王であることにコモン・ローの妥当性を求めようとする「哲学者」の議論は、まさに『リヴァイアサン』などで示されたホッブズの主張を再現するものである。
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