イスラエル ありのままの姿 岩波現代文庫 社会58

栗谷川福子(著者)

• 販売会社／発売会社: 岩波書店/
• 発売年月日: 2002/04/16
• JAN: 9784006030582

商品レビュー

2019/09/25

（「BOOK」データベースより）amazon
著者はヘブライ語音声生理学の専門家である。大学や製薬会社での研究生活の後、聖書の原典語ヘブライ語を聞いてみたい、話してみたいとイスラエルに留学した。本書は国破れ天と地のはざまで離散と迫害の歴史を生き抜いてきたイスラエルの人・言葉・習慣、教育・文化・社会などをリアルに筆致で描き、異文化の理解と交流に心要な国際感覚を見につけるためのヒントを提示する

2019/06/04

聖書のことばであるヘブライ語を学ぶためにイスラエルに留学した著者が、そこで見聞したさまざまなエピソードを紹介しつつ、日本人とは異なるイスラエル人の気質と彼らの暮らしについて語っている本です。

かつて山本七平がイザヤ・ベンダサンの名前で『日本人とユダヤ人』という著作を刊行し、ベストセラーになったことがありましたが、あるいは本書には山本のユダヤ人観を解毒するような意図が込められていたのかもしれないという気がしています。「ありのままの姿」というサブタイトルをもつ本書は、イスラエル人とのあいだで起こったトラブルについても率直な感想を記す一方、リベラルなイスラエルたちの存在と彼らの考えにスポットライトをあてていることが注目されます。

2014/01/28

イスラエル料理は離散の歴史の味。
人を呼ぶのに先生なんて職業は滑稽。学問に終わりはない、教授も途上の学徒。これは良い考え。
反アラブ主義はイスラエル国民の総意ではない。