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意志とビジョン マーケット・リーダーの条件
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社/ |
発売年月日 | 2002/10/07 |
JAN | 9784492521328 |
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意志とビジョン
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
本日ご紹介する本は、 企業がマーケットリーダーになるために 必要なことについて、まとめられた本です。 本書では、多くの企業の事例を研究分析した結果 導きだされた結論であるので、たいへん納得のいくものです。 比較的、大企業の事例研究なので、 我々のような中小企業にはあてはまら...
本日ご紹介する本は、 企業がマーケットリーダーになるために 必要なことについて、まとめられた本です。 本書では、多くの企業の事例を研究分析した結果 導きだされた結論であるので、たいへん納得のいくものです。 比較的、大企業の事例研究なので、 我々のような中小企業にはあてはまらない 部分もありますが、基本的な考え方は たいへん共感できました。 研究分析の結果は、本のタイトルの通り 「ビジョン」を持った上で、それをやり通す「意志」 をもつことが、マーケットリーダーになるために は必要であるということ。 もう少し言うと 「ビジョン」は、マスマーケットを狙う視点が必要 「意志」は①持続力、②革新力、③資金への意欲、④資産レバレッジ を総称して意志としています。 ポイントは、 マスマーケットにこだわる。 我々のような中小企業ではニッチを目指すべきだ という潜入感があります。 しかし、ニッチとマスマーケットは決して合い入れないもの ではありません。 ニッチな分野でも、企業規模から見た場合、 十分マスマーケットと考えられる場合もあります。 「生産効率」は規模が大きくなって初めて意味をなす。 その企業にとって生産効率があがる だけの市場規模があれば、それはその企業にとっての マスマーケットです。 ところが、今の我々のように、個別の受託仕事が 多いと、全く生産効率があがりません。 まずは、マスマーケット狙うと決めて、 こんどは、それを続ける「意志」を持ちます。 我々が特に肝に命じないといけないのは 「革新力」 新しい商品を開発するだけで精一杯だと すぐに、その商品の競争相手がでてきます。 絶えず技術革新、改良し続けることが マーケットの拡大につながります。 その他にも、優良企業が取り組んでいる 考え方がたくさん紹介されています。 参考になりますので、 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ トップ企業の本当のファクターは意志とビジョン ①ビジョン=マス・マーケットで商売をするという独特な視点 ②持続力=何年かかっても克服する粘り強い意志 ③絶えざる革新力=変化する市場と技術にあわせ、絶えず革新する強い意志 ④資金をつぎ込む意欲=自分の資金や外部の資金をつぎ込む意志を持つ ⑤資産レバレッジ=既存の資産をレバレッジ(てこ)にして、新しい業種でも地位を占める マス・マーケットで通用させるためには、その市場にアピールする価格づけが必要 忍耐強い努力を持続するに足る明確かつ強力なビジョンが必要 企業は勤勉で革新的でないと、より革新的な競争相手にリーダーシップを奪われる 小さな意思疎通のきいたグループによって最高の成果が上がる 利益を蓄える変わりに新しい市場に絶えず投資、再投資をする 新市場での成功は、資産をうまくレバレッジさせて新市場での支配力を拡大させたことによることが多い パイオニアが失敗するのは、「ビジョン」「維持力」「資金充当」「革新力」に欠けるから リーダーシップの優位性は「生産効率」にある。しかしそれは量が大きくなって初めて意味をなす ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 第1章 パイオニアは本当に有利か 第2章 企業の歴史を綿密に調べる 第3章 パイオニアとトップ企業との違い 第4章 マス・マーケットをビジョンに描く 第5章 ビジョンのユニークさが決め手 第6章 どんな抵抗にも屈しない粘り強い持続力 第7章 絶えず革新を追求する強い意志 第8章 技術革新のための組織づくり 第9章 資金を集め、つぎ込む意欲 第10章 不確実でも資産リスクを冒す勇気 第11章 新しい命題を評価する ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/ceba4d737af8ba09.png
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10月13日読了。先行者利益・最初に市場に参入した企業こそが市場を制し独占的利益を得る、という「パイオニア神話」とも言うべき言説を否定し、市場を制する企業に真に必要なものは何か?(意志とビジョンね)を説く本。考えてみれば当たり前の話なんだけど、物事の結果だけを見て判断すると誤りを...
10月13日読了。先行者利益・最初に市場に参入した企業こそが市場を制し独占的利益を得る、という「パイオニア神話」とも言うべき言説を否定し、市場を制する企業に真に必要なものは何か?(意志とビジョンね)を説く本。考えてみれば当たり前の話なんだけど、物事の結果だけを見て判断すると誤りを犯す、ということか。歴史は現在から見てもダメで、過去からたどって判断すべきもの、と肝に銘じます。筆者がマイクロソフトを高く評価しているためか、既存の資産にこだわるあまり新技術を生かせなかった企業代表としてIBMがたびたび登場するのは、ちと複雑だが・・・。まあそこらへんは歴史に判断してもらうべき事柄なのかね。
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