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晴子情歌(下)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2002/05/30 |
JAN | 9784103784036 |
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
なんとか読了、母から息子への大量の書簡の形で昭和の歴史とともに家族の歴史が明らかになっていく。ところでタイトルの情歌とは誰から誰への思いの歌なのだろうか? この大正生まれの奉公から入った母の政治経済社会についての識見は高過ぎる 笑。息子の精神遍歴も腑に落ちなかった。 表紙の青木繁...
なんとか読了、母から息子への大量の書簡の形で昭和の歴史とともに家族の歴史が明らかになっていく。ところでタイトルの情歌とは誰から誰への思いの歌なのだろうか? この大正生まれの奉公から入った母の政治経済社会についての識見は高過ぎる 笑。息子の精神遍歴も腑に落ちなかった。 表紙の青木繁の「海の幸」は息子の働く鰊場とリンクするけど福岡県民には馴染み深い絵なので親しみを持ちながら読み終えた。久しぶりに かなりの時間を要した。
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正直哲学的な部分があって難しかったけど、母子の人生が近代日本の歴史の中で翻弄される様には圧倒された。 軍国主義が進む戦前の日本、すべての国民がなんらかの犠牲を払った戦中の日本、学生運動や労働闘争の嵐が吹き荒れた戦後の日本。主人公である彰之とその母である晴子、ふたりの周囲をとり...
正直哲学的な部分があって難しかったけど、母子の人生が近代日本の歴史の中で翻弄される様には圧倒された。 軍国主義が進む戦前の日本、すべての国民がなんらかの犠牲を払った戦中の日本、学生運動や労働闘争の嵐が吹き荒れた戦後の日本。主人公である彰之とその母である晴子、ふたりの周囲をとりかこむ数多くの登場人物。すべての人が日本の歴史の重荷を背負い、それを引きずりながらも懸命に生きている。その姿が本当に美しいと思った。
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ミステリーじゃない高村作品。 あぁ。母親と息子って。親と子で男と女で、ぶっきらぼうで分かちがたく濃密な関係。母と娘のそれよりも濃くて複雑なのかも。上下巻合わせて730頁でつづる、屈折したマザコンの心の彷徨…という感じでしょうか。下巻最後のひと言に男の人にとっての母、を感じた。 晴...
ミステリーじゃない高村作品。 あぁ。母親と息子って。親と子で男と女で、ぶっきらぼうで分かちがたく濃密な関係。母と娘のそれよりも濃くて複雑なのかも。上下巻合わせて730頁でつづる、屈折したマザコンの心の彷徨…という感じでしょうか。下巻最後のひと言に男の人にとっての母、を感じた。 晴子という女性の生きざまと、息子の精神の行く末を、晴子が息子へ宛てた手紙と、手紙を読んだ息子の思考でたどる。心の居場所がないかのように海を漂泊する息子、流転した少女時代を吐露する母。自分はどこの者か、何者かを考えてさまよう。その不確かさとどこにも属さない自由。その一点でつながる親子なのかなーと思った。手紙は旧字体だし相変わらずのくどいぎりぎりの濃厚な文章。しかし、この構想、プロット。どうやったらこんなの書けるんだろう。上巻は家系図書きながら読んだけど、下巻にはちゃんと表示してあった(笑)海外文学の濃いの読み終わった感じ。
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