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人でなしの遍歴 創元推理文庫

多岐川恭(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:人でなしの遍歴. 静かな教授
販売会社/発売会社 東京創元社/
発売年月日 2001/04/27
JAN 9784488429041

人でなしの遍歴

¥770

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2010/05/28

多岐川恭コレクション…

多岐川恭コレクションの第四巻。「人でなしの遍歴」「静かな教授」の二長編を収録。著者は文章の上手さと構成の巧みさの両方を楽しめる希有な作家だと思う。

文庫OFF

2010/05/28

フーダニットの佳品。…

フーダニットの佳品。飄々としたキャラクターがおもしろいです。

文庫OFF

2005/02/05

これはカップリングなので一つづつ。 ☆人でなしの遍歴:面白かったー。何回か殺されそうになった一人の男が、これまでに殺されてもおかしくないようなことをしてきた人を訪ね歩く、というなんとも奇妙な設定で、この男も憎まれても仕方ないことをやってきているのだが、なんだか読者はこいつを憎めな...

これはカップリングなので一つづつ。 ☆人でなしの遍歴:面白かったー。何回か殺されそうになった一人の男が、これまでに殺されてもおかしくないようなことをしてきた人を訪ね歩く、というなんとも奇妙な設定で、この男も憎まれても仕方ないことをやってきているのだが、なんだか読者はこいつを憎めない。贖罪の旅だからかな。また最後に待っている真相はかなり皮肉であるが、また幸せな終わりでもある。余韻に浸りたい感じ。 ☆静かな教授:倒叙の長編という見ることの少ない形式。昔の作品だからといって侮れない。ガチガチかといわれればそうではないが、充分「ミステリ」であると思う。冒頭のつかみはとても巧みで、一気に物語に引き込まれる。そしてその捜査を通して、次第に明らかになっていく、というか肉付けされていく犯人と被害者という形式がすばらしい。またミステリの面から見ても、プロパビリティの犯罪、突飛な動機、それが明かされていく過程などなど充分楽しめる。

Posted by ブクログ

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