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俳句礼賛 こころに残る名句
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俳句礼賛 こころに残る名句

中村苑子(著者)

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俳句礼賛 こころに残る名句

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 富士見書房/
発売年月日 2001/04/10
JAN 9784829174685

俳句礼賛

¥550

商品レビュー

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2012/06/13
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※このレビューにはネタバレを含みます

ある程度俳句を知っている方が読むと、 大文豪がものした俳句などにも 言及されえているので大変面白いかと思う。 心身ともにこちらが参っている時に読んだので、 印象が散漫なのだろう。 普通の状態で読んだら、さぞよかった本なのに。 再読しなくては。 取り上げられている句で印象的なのは 火の奥に牡丹崩るるさまを見つ 加藤秋邨 暗がりに檸檬浮かぶは死後の景 落日の獣身を寄せ嘆きあふ    三谷昭 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり 久保田万太郎 呼びとめて二人となりぬ花明かり 綿虫や女が待てと決めし場所 沈丁や夜でなければ逢へぬひと 五所平之助 炎天を来て燦然と美人たり 久米正雄 灯をともし潤子のやうな小さいランプ 冨沢赤黄男 まんじゆしやげ昔おいらん泣きました  街燈は夜霧にぬれるためにある 渡邊白泉 覚悟とは甘えのことぞ冬残照 わがための喪服の妻を思えば雪 折笠美秋 赤とんぼ娼婦の蒲団干されけり 春雨や人の言葉の嘘多し ゆく春やあまき切手の舌ざわり 吉岡実 貞操や柱にかくれかがやけり 手袋をぬぐたび罪を犯しけり 凍鶏にちかづき破顔一笑す 雛壇のうしろの闇を覗きけり 神生彩史 淡雪や母の辺にゐて読む詩集 本島高弓 などが私には印象に残った。 そのほかに女流俳人の切れそうな鋭い句。 意外に達者な竹久夢二や太宰治の句。 永井荷風・島崎藤村も佳い句を詠んでいることが 新たに知れた。 また、パートナーであった高柳重信の事々や 最期の周到な終への静かな日々までが 細やかに記されている。 ブログの記事はこちら。 http://ameblo.jp/sweetviolt/entry-11276383084.html

Posted by ブクログ

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