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少女 傑作小説 光文社文庫

連城三紀彦(著者)

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商品詳細

内容紹介 内容:熱い闇. 少女. ひと夏の肌. 盗まれた情事. 金色の髪
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 2001/04/20
JAN 9784334731366

少女

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商品レビュー

3.4

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

サスペンス4編からな…

サスペンス4編からなる短編集。表題作の「少女」はどんでん返しが上手くきいた傑作です。

文庫OFF

2017/12/30

官能小説、少女売春、旅先でのセックス経験、不能の夫に代わって妻とセックスする話、夫婦交換と、セックスに関係した短編五作で、作中にはセックスに関する描写が多い。「少女」と「盗まれた情事」がお勧め。 「熱い闇」 週刊誌編集者の由紀は、官能小説家の上原の担当をしているが、自分と青木と...

官能小説、少女売春、旅先でのセックス経験、不能の夫に代わって妻とセックスする話、夫婦交換と、セックスに関係した短編五作で、作中にはセックスに関する描写が多い。「少女」と「盗まれた情事」がお勧め。 「熱い闇」 週刊誌編集者の由紀は、官能小説家の上原の担当をしているが、自分と青木との間での情事と瓜二つの内容がその原稿に執筆されている謎。それなりに合理的な説明がなされるものの、そのような行動を取った登場人物の心情はいささか理解しがたい。 「少女」 家賃の支払いに使った紙幣の通し番号から、郵便局の強盗犯人と疑われる主人公。その金は、買春した少女の財布から盗んだものだが、その少女が警察に対して買春も窃盗も否定した謎。真相の逆転構造が見事。少女の「復讐」の意味が真相に活かされている。 「ひと夏の肌」 八十日間の記憶を喪失し、旅先の山口県の弔い浜で倒れているところを見つけられた主人公。四つの場面だけを鮮明に記憶していた。失われた記憶を取り戻すために、弔い浜を再訪し、ミツ江と知り合い、ミツ江との情事にのめり込んでいく。記憶にある四つの場面のうちの三つが、ミツ江との間で繰り返され、不審に思う主人公。合理的な解決ではないので、やや拍子抜けする作品。 「盗まれた情事」 不能の自分に代わって妻を抱いてほしいという奇妙な依頼を雑誌で見て、それに応じることになった主人公。情事の最中に誰かの視線を感じるようになり、やがて殺人事件が発生し、主人公は妻のアリバイの証人となるが……。 奇妙な依頼、のぞき見されているのではという疑い、殺人事件の発生、意外な真相と、起承転結のいずれも高得点の作品。エレベーターでの勘違い、ハンカチを渡されたこと、夫が電話で発した言葉の意味など、伏線もすばらしい。 「金色の髪」 フランス人夫婦と日本人夫婦の夫婦交換をテーマにした映画を撮影する話が、主人公のカメラマンの視線で語られる。主人公は、金色の髪を持つクレールに魅せられ、夫のロジェに殺意を抱くようになるが……。 最後に、主人公は騙されていたことに気づく。

Posted by ブクログ

2011/11/06

ミステリ的なしかけは流石の上手さながら、連城作品にしては意外性は低めかな。一番驚いたのは、何故かいつもより性愛描写が濃厚なことだったりも……w

Posted by ブクログ

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