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クリムゾン・リバー 創元推理文庫
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クリムゾン・リバー 創元推理文庫

ジャン・クリストフ・グランジェ(著者), 平岡敦(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社/
発売年月日 2001/01/31
JAN 9784488214050

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商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

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2010/05/28

映画化もされた傑作ミ…

映画化もされた傑作ミステリ。意外性に富んだラストは見もの。

文庫OFF

2010/05/28

同タイトルで映画化。…

同タイトルで映画化。映画よりも奥深いストーリーが魅力です。

文庫OFF

2019/06/14

なぜか突然、「フランスの小説が読みたい!」と猛烈に思い、「なるべくハードなやつ! アメリとかトゥーサンとかサガンとか地下鉄のザジみたいな、オシャレとか少し変わってることがウリじゃないやつ!」と、おなかがすいた小動物のように頭をフル回転させて考えた結果、これを読むことにした。 「そ...

なぜか突然、「フランスの小説が読みたい!」と猛烈に思い、「なるべくハードなやつ! アメリとかトゥーサンとかサガンとか地下鉄のザジみたいな、オシャレとか少し変わってることがウリじゃないやつ!」と、おなかがすいた小動物のように頭をフル回転させて考えた結果、これを読むことにした。 「その女アレックス」を読んだ時に思ったけど、硬派な話の中におフランスな名前が出てくると、すごく萌えるんです・・・ 読むのを中断するのが難しいほどおもしろかった。 ショッキングで残忍な連続殺人と、それとは全く無関係そうな寂れた田舎町での事件とも言えないような出来事とが、ゆっくりゆっくり接近していく様子がもうたまらなかった。 映画化されたものを数年前に見ているのですが、映画でもそこの部分がやっぱりすごくおもしろい!と思った。 でも、実際のところ、映画と本は、その大まかなプロットと舞台設定が同じっていうだけで、あとは全然違う。 映画では私はとにかく二人の刑事のキャラクターがすごく気に入っていて(特にヴァンサン・カッセルの飄々としたキャラクターが素敵で)、だからこそ本も読みたくなったのだけど、本の方の主役二人ときたら、めちゃくちゃ狂暴でビックリした。映画では対照的な二人、って感じだったのに、本だと二人のキャラが悪い部分でかぶりまくってるし。 やだ、こんな怖い人たち、私はとても愛せないわよ・・・と一瞬読むのをやめたくなったけど、でも、先に述べたミステリ部分がとにかくおもしろくて、結局のところ、夢中になって読んだ。 種明かしについては、映画も本もどっちも犯人たちの動機が私にはちょっと足りない気がした。 でも、もともとどのミステリを読んでも、私は謎の真相とかトリックの部分については納得できる話の方が少ない。アガサ・クリスティとか読むと、銃をゴムでびよよーんとか、何それっていう・・・まあ、いいや・・・いずれにせよ、有名作品のオチに今までさんざんガッカリしてきたせいで、ミステリには謎解き部分にリアルを求めない癖がついていて、そこは特に問題なし。 ただ、終わり方の幸福度が、映画と本では正反対で驚いた。もちろん映画の方が全然いいと私は思った。これは完全に個人的な好みによると思うが。 脚本には著者も参加していたらしいので、このあたりの違いはすごく興味深いです。チームとして推敲することの効果なのか、そもそも著者が発表する時に正反対の結末も考えていたのか、どっちなのかは分からないけれど。

Posted by ブクログ

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