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見えない配達夫 茨木のり子詩集
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 童話屋 |
| 発売年月日 | 2001/02/03 |
| JAN | 9784887470101 |
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見えない配達夫
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見えない配達夫
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商品レビュー
4
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茨木のり子の30代に書かれた第二詩集。 生き生きとした自由な文体で、青春の侘しさや、女性らしさのある辛辣な感性で書かれた詩。 生活レベルの思考と、哲学的な思考が、自由に行き来しているような印象でした。
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図書館で借りました。{ぎらり光るダイヤのような日}世界に別れを告げる日に ひとは一生をふりかえって じぶんが本当に生きた日が あまりにすくなかったことに驚くだろう 〈本当に生きた日〉は人によって たしかに違う ぎらりと光るダイヤのような日は 銃殺の朝であったり アトリエの夜であったり 果樹園のまひるであったり 未明のスクラムであったりするのだ {窓} 鳥たちは鳥の唄をうたい 花々は黙って花の香気を薫らせる どうして人間だけが 人間の唄をうまく唄えず ぎくしゃくしてしまうのだろう {わたしが一番きれいだったとき} {怒るときと許すとき}も本当に素晴らしかった。力強い詩、言葉たち。1958年に刊行された詩集。その当時に、こんなに力強く自分の言葉を持った茨木さんに、勇気をもらえる。
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茨木のり子さんの詩集ですね。 『見えない配達夫』は、茨木のり子さんの第二詩集です。1958年に刊行されて、四十年ぶりに復刊されました。この本は2001年発行されたものです。 見えない配達夫 Ⅰ 三月 桃の花はひらき 五月 藤の花々花いっせいに乱れ 九...
茨木のり子さんの詩集ですね。 『見えない配達夫』は、茨木のり子さんの第二詩集です。1958年に刊行されて、四十年ぶりに復刊されました。この本は2001年発行されたものです。 見えない配達夫 Ⅰ 三月 桃の花はひらき 五月 藤の花々花いっせいに乱れ 九月 葡萄の棚に葡萄は重く 十一月 青い蜜柑は熟れはじめる 地の下には少しまぬけな配達夫がいて 帽子をあみだにペタルをふんでいるのだろう かれらは伝える 根から根へ 逝きやすい季節のこころを 世界中の桃の木に 世界中のレモンの木に すべての植物たちのもとに どっさりの手紙 どっさりの指令 かれらもまごつく とりわけ春と秋には えんどうの花の咲くときや どんぐりの実の落ちるときが 北と南で少しずつずれたりするのを きっとそのせいにちがいない 秋のしだいに深まってゆく朝 いちぢくをもいでいると 古参の配達夫に叱られている へまなアルバイト達の気配があった Ⅱ 三月 雛のあられを切り 五月 メーデーのうた巷にながれ 九月 稲と台風とをやぶにらみ 十一月 あまたの若者があまたの娘と盃を交す 地の上にも国籍不明の郵便局があって 見えない配達夫がとても律儀に走っている かれらは伝える ひとびとに 逝きやすい時代のこころを 世界中の窓々に 世界中の扉々に すべての民族の朝と夜とに どっさりの暗示 どっさりの警告 かれらもまごつく 大戦の後や荒廃の地では ルネッサンスの花咲くときや 革命の実のみのるときが 北と南で少しずつずれたりするのも きっとそのせいにちがいない 未知の年があける朝 じっとまぶたをあわせると 虚無を肥料に咲き出ようとする 人間たちの花々もあった 茨木のり子さんの三十代の頃の作品です。戦争の後遺症を抱え込んで、敵愾心がみられる力強い作品が多いですね。茨木のり子さんの内心の優しさや包容力もみられます。 他に、『ばらの花咲き』『六月』 『わたしが一番きれいだったとき』『奥武蔵にて』『くだものたち』『夏の星に』なども良かったです。 茨木のり子さんの詩には、勇気と希望を覚えます。
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