1,800円以上の注文で送料無料
見えない配達夫 茨木のり子詩集
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1220-06-02

見えない配達夫 茨木のり子詩集

茨木のり子(著者)

追加する に追加する

見えない配達夫 茨木のり子詩集

定価 ¥2,530

1,375 定価より1,155円(45%)おトク

獲得ポイント12P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 童話屋
発売年月日 2001/02/03
JAN 9784887470101

見えない配達夫

¥1,375

商品レビュー

4

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/03/27

茨木のり子の30代に書かれた第二詩集。 生き生きとした自由な文体で、青春の侘しさや、女性らしさのある辛辣な感性で書かれた詩。 生活レベルの思考と、哲学的な思考が、自由に行き来しているような印象でした。

Posted by ブクログ

2024/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りました。{ぎらり光るダイヤのような日}世界に別れを告げる日に ひとは一生をふりかえって じぶんが本当に生きた日が あまりにすくなかったことに驚くだろう 〈本当に生きた日〉は人によって たしかに違う ぎらりと光るダイヤのような日は 銃殺の朝であったり アトリエの夜であったり 果樹園のまひるであったり 未明のスクラムであったりするのだ {窓} 鳥たちは鳥の唄をうたい 花々は黙って花の香気を薫らせる どうして人間だけが 人間の唄をうまく唄えず ぎくしゃくしてしまうのだろう {わたしが一番きれいだったとき} {怒るときと許すとき}も本当に素晴らしかった。力強い詩、言葉たち。1958年に刊行された詩集。その当時に、こんなに力強く自分の言葉を持った茨木さんに、勇気をもらえる。

Posted by ブクログ

2024/03/24

茨木のり子さんの詩集ですね。 『見えない配達夫』は、茨木のり子さんの第二詩集です。1958年に刊行されて、四十年ぶりに復刊されました。この本は2001年発行されたものです。    見えない配達夫       Ⅰ  三月 桃の花はひらき  五月 藤の花々花いっせいに乱れ  九...

茨木のり子さんの詩集ですね。 『見えない配達夫』は、茨木のり子さんの第二詩集です。1958年に刊行されて、四十年ぶりに復刊されました。この本は2001年発行されたものです。    見えない配達夫       Ⅰ  三月 桃の花はひらき  五月 藤の花々花いっせいに乱れ  九月 葡萄の棚に葡萄は重く  十一月 青い蜜柑は熟れはじめる  地の下には少しまぬけな配達夫がいて  帽子をあみだにペタルをふんでいるのだろう  かれらは伝える 根から根へ  逝きやすい季節のこころを  世界中の桃の木に 世界中のレモンの木に  すべての植物たちのもとに  どっさりの手紙 どっさりの指令  かれらもまごつく とりわけ春と秋には  えんどうの花の咲くときや  どんぐりの実の落ちるときが  北と南で少しずつずれたりするのを  きっとそのせいにちがいない  秋のしだいに深まってゆく朝  いちぢくをもいでいると  古参の配達夫に叱られている  へまなアルバイト達の気配があった      Ⅱ  三月 雛のあられを切り  五月 メーデーのうた巷にながれ  九月 稲と台風とをやぶにらみ  十一月 あまたの若者があまたの娘と盃を交す  地の上にも国籍不明の郵便局があって  見えない配達夫がとても律儀に走っている  かれらは伝える ひとびとに  逝きやすい時代のこころを  世界中の窓々に 世界中の扉々に  すべての民族の朝と夜とに  どっさりの暗示 どっさりの警告  かれらもまごつく 大戦の後や荒廃の地では  ルネッサンスの花咲くときや  革命の実のみのるときが  北と南で少しずつずれたりするのも  きっとそのせいにちがいない  未知の年があける朝  じっとまぶたをあわせると  虚無を肥料に咲き出ようとする  人間たちの花々もあった 茨木のり子さんの三十代の頃の作品です。戦争の後遺症を抱え込んで、敵愾心がみられる力強い作品が多いですね。茨木のり子さんの内心の優しさや包容力もみられます。 他に、『ばらの花咲き』『六月』 『わたしが一番きれいだったとき』『奥武蔵にて』『くだものたち』『夏の星に』なども良かったです。 茨木のり子さんの詩には、勇気と希望を覚えます。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました