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田中一村作品集
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田中一村作品集

田中一村(著者), NHK出版(編者), 中野惇夫, 大矢鞆音

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田中一村作品集

定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会
発売年月日 2001/10/25
JAN 9784140092910

田中一村作品集

¥2,475

商品レビュー

4.8

6件のお客様レビュー

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2015/04/19

「白い花」は、明るい緑の葉と白い花を全面に描いた大胆な花鳥画です。清冽ですが、何処か光悦・宗達の「蔦の細道図」を想起しました。40代後半の作品にも琳派の継承を思わせるものがあります。ただし、奄美に移ってからは、彼の個性が爆発します。洗練された意匠で花鳥画を描きますが、南国特有の鮮...

「白い花」は、明るい緑の葉と白い花を全面に描いた大胆な花鳥画です。清冽ですが、何処か光悦・宗達の「蔦の細道図」を想起しました。40代後半の作品にも琳派の継承を思わせるものがあります。ただし、奄美に移ってからは、彼の個性が爆発します。洗練された意匠で花鳥画を描きますが、南国特有の鮮やかな色彩はなく、渋い色目を使っています。これがいい!傑作揃いで、奄美の美術館を訪ねたい気持ちになりました。

Posted by ブクログ

2011/06/20

少し前のNHK日曜美術館で取り上げられていたので作品集を借りてみた。 元々は、没後まもない1980年代に、やはり同じ番組で取り上げられて脚光を浴びた人とのこと。中央画壇を去り、奄美に移り住んでそこで亡くなった画家。「日本のゴーギャン」と称されることもあるという。 アンリ・ルソ...

少し前のNHK日曜美術館で取り上げられていたので作品集を借りてみた。 元々は、没後まもない1980年代に、やはり同じ番組で取り上げられて脚光を浴びた人とのこと。中央画壇を去り、奄美に移り住んでそこで亡くなった画家。「日本のゴーギャン」と称されることもあるという。 アンリ・ルソーに似ているという評をあちこちで見かけ、そうかもなぁと思う。本書中の解説に「伊藤若冲を思わせる」とあり、「えー、そうかなぁ・・・?」と思ったが、ビロウが描かれた絵なんかはそういわれるとそうかもしれない。 強いエネルギーを感じる絵だ。 幼少の頃から才能を認められ、南画を描いていたとのこと。 11才で描いたハマグリの絵も収録されているが、ため息が出るほどすばらしい。 テレビでは奄美の島の人々に頼まれて描いたという島人たちの遺影も紹介されていたが、ものすごくうまい絵だった。 クワズイモの絵が一番有名なのかもしれないが、私は「崖の上のアカショウビン」がきりっとしていて好きだ。細長く、掛け軸用に描かれたものなのだろうか。切り立った危うい岩場の上の眼光鋭いアカショウビン。 画家もこんな眼差しの人だったのだろうか。

Posted by ブクログ

2010/06/02

何なのだろうと思うぐらい、田中一村の絵には心がゆさぶられる。 評価の場から遠のき、絵を描くことにのみ命を燃やした彼の晩年には「こんな人間がいたのか」と驚きを感じた。

Posted by ブクログ

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