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ハリエット・ジェイコブズ自伝 女・奴隷制・アメリカ
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ハリエット・ジェイコブズ自伝 女・奴隷制・アメリカ

ハリエットジェイコブズ(著者), 小林憲二(訳者)

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ハリエット・ジェイコブズ自伝 女・奴隷制・アメリカ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 明石書店
発売年月日 2001/02/28
JAN 9784750313818

ハリエット・ジェイコブズ自伝

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商品レビュー

5

2件のお客様レビュー

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2014/10/26

本書は、アメリカ南部の奴隷として逃亡の過去をもつ女性が、1861年に出版した自伝の全訳を中心に構成したものである。 アメリカ南部の奴隷女性として逃亡の過去をもつハリエット・ジェイコブズの自伝。 ジェイコブズの奴隷時代の「辛い経験」の真実が、人びとを眠りから呼び覚ます。

Posted by ブクログ

2013/07/21

19世紀アメリカを生きた奴隷女性の半生記、全訳。 地図・年代史・文献リストつき。 抄訳の「ある奴隷少女に起こった出来事」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4479570160が物足りなかったので読みなおし。 あっちを...

19世紀アメリカを生きた奴隷女性の半生記、全訳。 地図・年代史・文献リストつき。 抄訳の「ある奴隷少女に起こった出来事」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4479570160が物足りなかったので読みなおし。 あっちを読んで間がないから、あっちで削られてしまった部分がよくわかる。 白人間の貧富の差と、下層の白人が免罪符を得たときの激烈な暴力だとか、 要介護の主人から介護者である奴隷への暴力だとか、 「奴隷少女」では不要とみなされた部分を読めて良かった。 あらたに読む人にはこちらをおすすめする。 冒頭に長めの解説がある。 親切かつ丁寧で有益だけど、小説のように読むならばネタバレ。 先入観なく読みたければ先に本文を読んだほうがいいかも。 改めて、ああ本当に犬猫家畜の扱いだったんだと思う。 可愛がろうと残虐な扱いを否定しようと、飼い主はあくまで飼い主だ。 動物に意見を求めたりしないし、なにが動物の幸せかを決めるのは動物自身ではない。 「はるかぜちゃんのしっぽ」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4778312694に、大人の大部分は自分を「春名風花」という人ではなく「子供」としてしかみない、という意味のことが書いてあった。 人を年齢性別人種や国籍といった属性ではなく、人格で判断するってのは、ちゃんとしてない人には難しい。 だって人格で審査なんかしたら、まず自分がハネられてしまう。 属性だけで判断すれば、関係を保つ努力をしなくて済む。 子供のころに可愛がってくれた優しいご主人様が、結局は自分を人とみなしていなかったことが理解できてしまう聡明さは哀しくてしんどいものだ。 その聡明さがあるから、同じように優しいだけの男の欺瞞を信じ切らずに済んだとはいえ。 p432、北部の列車での人種差別についての注釈。 黒人が一等車の切符を買っても黒人専用車両にいれられることがあった。この制度はニューヨーク市では1861年に撤廃された。でも駅の掲示板には黒人にむけて「電車に乗ることは権利ではなく特権である」という一文が残された。 ここから百年たってもバスでギャーギャー言ってた(「席を立たなかったクローデット」http://booklog.jp/item/1/4811386809)というのも気になるけれど、黒人へのメッセージにぞっとした。 自分が当たり前に享受しているものを「特権」と呼ぶのか。 在特会http://booklog.jp/item/1/4062171120の思考は特殊なことじゃない。

Posted by ブクログ

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