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この子らを世の光に 糸賀一雄の思想と生涯
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この子らを世の光に 糸賀一雄の思想と生涯

京極高宣(著者)

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この子らを世の光に 糸賀一雄の思想と生涯

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本放送出版協会
発売年月日 2001/02/24
JAN 9784140805879

この子らを世の光に

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商品レビュー

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2020/06/25

◯同タイトルの本と読み間違えるという失態を犯したものの、とりあえず読んでみる。 ◯糸賀一雄の思想面を客観的に分析した本であるが、やや物足りなさを感じる。一部は著者が講演会で話したことをベースに本にしたもので、二部が糸賀一雄の生涯や、思想の根底に流れる宗教的な部分の分析、思想の変遷...

◯同タイトルの本と読み間違えるという失態を犯したものの、とりあえず読んでみる。 ◯糸賀一雄の思想面を客観的に分析した本であるが、やや物足りなさを感じる。一部は著者が講演会で話したことをベースに本にしたもので、二部が糸賀一雄の生涯や、思想の根底に流れる宗教的な部分の分析、思想の変遷(というよりは深まり)を辿るものとなっている。 ◯ ただ本を読んでいるだけの自分が記載するのは憚られるが、もちろん、福祉の大家の思想を分析することは学術的に大変価値あることだという認識はあるものの、この手の本を読み、実際の福祉の実践に役立つものとするには、かなりの思考訓練が必要なのかもしれないとも思った。 ◯そう言った意味では単純に読む本の誤りが最後まで響いてしまっただけなのかもしれない。もっと精進しなければいけない。

Posted by ブクログ

2012/03/08

知的障害福祉の先駆者である糸賀一雄の研究書である 大戦を挟んで戦前戦後で小学校教育と児童福祉に対して 行政側と実践の現場の両方に関わりながらその思想と形造りを 振り返りながら検証し今後を模索している 西洋的な権利発想ではあるけれども 糸賀さんが唱えた平等を基礎として人...

知的障害福祉の先駆者である糸賀一雄の研究書である 大戦を挟んで戦前戦後で小学校教育と児童福祉に対して 行政側と実践の現場の両方に関わりながらその思想と形造りを 振り返りながら検証し今後を模索している 西洋的な権利発想ではあるけれども 糸賀さんが唱えた平等を基礎として人権と発達の権利を世に問いかけたことを 再度評価し直し現在に活かすことを主張している 本来ならば原本を自分の解釈で読み解くことをモットーとしているのだけれど この本の場合は未発表の原稿からの引用も多く ダイジェスト的に要点を的確に拾い出していることと合わせて 糸賀さん自身では言えないであろう角度からの説明があることで むしろ広く理解でるように思う これは原本と両方を読んだ上で感じた結果である 福祉に携わる人はともかくそれ以外の政治・行政・教育に関心のある方にも 是非読むことをお勧めしたい ここで一つ言えることはこの考え方を糸賀さん自身が 「福祉の思想」と限定しているけれども この中身を見る限り取り立てて福祉だけのものでない 民主主義を深く実現するための共生社会を考える上で ほとんどそのまま応用できる内容だとして何ら可笑しくない つまりわざわざ福祉と断る必要などなく 物質至上主義の現在に次ぐべき新しい時代を想定したものとして 利用できるものだと思う そもそも社会は福祉的ものとして生まれ出たものなのでなかろうか むしろ法で権利を唱えて守るものに限定してしまうから取りっこになり ギクシャクして当てはまらない状態と出会うのではないだろうか 全員の意識に根付いたものならばモラルとか常識で十分だし その方が現実の変化に即せる自由を損なわずに済むように思える 誰しもが対等な関係にあって 仕事にも人格にも上下の差別をつくらず 個人の自由な選択による自己の確立ができるわけであるから 残るのは自由と対等をはばむ 暴力につながる禁止を生み出す立法と 人が人を裁いて尊厳をはく奪する司法及び警察権と 支配と権利の行き過ぎをどうするかであろう

Posted by ブクログ