わたし、日本に賭けてます。

アレンマイナー(著者)

• 販売会社／発売会社: 翔泳社
• 発売年月日: 2001/02/20
• JAN: 9784798100067

商品レビュー

2014/09/21

今のスタートアップシーンにはタイムリーな書籍ではないかもしれませんが、今だからこそ読んでおきたい内容がここにはありました。そして、ベンチャーをする目的も改めて見直すことができる。と思います。「あなたはなぜベンチャーで事業を立ち上げそのサービスを開発するのですか？」とそんな質問をアレンさんに投げかけられたい（笑）本書を読んだきっかけに答えてもらえた！そんな読後感です。

2011/10/08

　講義に、著者がいらっしゃるので入手し読了。結論から言うと、タイトルと内容が違うな、という印象が一番強かった。タイトルからすると、マイナー氏が日本への思い入れを語る、これがこの本のメインテーマであるように感じられる。実際、帯には、
　「シリコンバレーから日本へ　　オラクル日本支出の礎を気付いた彼は、何故いま、渋谷にベンチャー育成の場を作ったのか!?」
と書かれている。ここまで書かれると、読者は日本オラクルの創業者が、なぜ日本に興味を持つのだろうか、という問いを立てるはずだ。
　その問いを胸に、本を開いてみる。すると、シリコンバレーがどのように発展してきたのか、ネットバブル後がどうなっていくのか、とアメリカのネット企業がどう変わってきたのか、を綺麗かつコンパクトにまとめてある。系列企業という概念が、どのようにアメリカ企業に導入され、KEIRETSUという概念に変わって行ったか。そこから、逆に、何を日本企業を学ぶ事が出来るのだろうか、などなど。彼のビジネス体験から出てきた示唆にはたくさん学ぶ事が出来る事があるだろう。しかし、では彼がどうして日本に興味を持ったのか、ここにはあまり触れられていない。つまり、この本は日米のビジネスの変化や差異、そこから学べる事、マイナー氏が感じる事を学ぶにはふさわしい。しかし、マイナー氏の自伝感覚で読むと違和感を感じてしまう。自伝感覚で読み始めた自分は、したがって、評価を厳しめに付けた。

2011/07/01

ソーシャルアントレプレナーの生まれた背景が、日本とアメリカでは違うような気がした。日本は閉塞感のある社会状況、アメリカは資金的余裕、家庭環境。