マハティールのジレンマ 発展と混迷のマレーシア現代史 Eyes to Asia

林田裕章(著者)

• 販売会社／発売会社: 中央公論新社/
• 発売年月日: 2001/11/10
• JAN: 9784120032028

商品レビュー

2011/01/23

マハティールが出てくることによってマレーシアは世界のマレーシアになった。
マハティールの権威に揺らぎはなかった。
マルチメディアスーパーコリドーの建設では独裁的な指示をした。
マレーシアの人々はマハティールのおかげで豊かになった。
ルックイースト政策で日本に見習えは有名。
マレー人の環境の変化で最も重要なもののひとつは中国人移民の大量流入だった。
マレー人を優遇しなければマレーシアは不平等のままに終わってしまう。マレー人が主体となるべきマレーシア国家の形成を目指した。

2010/04/09

今マレーシアにいるということもあり手に取った本ですが、実に面白い。
新聞記者の方が書いただけあって非常にわかりやすく丁寧。
今読むにはちょっと古すぎる感はあるが。。。。
マハティール元首相の入門書としてはとてもためになると思う。

2006/05/28

ちょっとしたマレーシア現代史が展開され、その中でマハティールと共に歩んできたマレーシア、という側面が強調される。ただ、マレーシアとかそういった国の「民主主義」は欧米の考えるソレとはいささか違ったものなのだよ、という訳なのかも。詳しくは……本部で書くかもしれない。