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洞山 現代語訳 洞門禅文学集
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 国書刊行会 |
発売年月日 | 2001/11/25 |
JAN | 9784336043535 |
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洞山
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中国曹洞宗の祖といわれる洞山の語録。 「無常説法」「馬前驢後」「独にして孤ならず」等々、興味深い公案や表現が含まれる。とりわけ「過水の偈」と呼ばれる偈文は、あらゆる宗教的言語表現中の絶唱だろう。 「渠(かれ)は今、正に是れ我。我は今、渠にあらず。」 「我」と「絶対的な境地」と...
中国曹洞宗の祖といわれる洞山の語録。 「無常説法」「馬前驢後」「独にして孤ならず」等々、興味深い公案や表現が含まれる。とりわけ「過水の偈」と呼ばれる偈文は、あらゆる宗教的言語表現中の絶唱だろう。 「渠(かれ)は今、正に是れ我。我は今、渠にあらず。」 「我」と「絶対的な境地」との、イコールであるがイコールでない、不即不離の絶妙な関係をこの上なく的確に表しているように思う。 ちなみにこの偈は、洞山が「無情説法」の公案で大悟したのち、師雲巌の言葉に腑に落ちないところがあり、師と別れた後で水面に映る自分を見てはたと師の言葉を悟り、詠んだものだ。 悟りに達したあとも解せないところがあり、その後にもう一段階の悟りが訪れるというのは、とても興味深いことだ。 このような多段階の大悟は、「仏向上」を説く石頭希遷系の禅風の精髄なのだろうか。
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