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いつか海に行ったね 祥伝社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 祥伝社/ |
発売年月日 | 2001/10/29 |
JAN | 9784396328962 |
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いつか海に行ったね
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商品レビュー
2.8
28件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
喫茶店で表紙と帯を見て貰った。 最初は千博君の物語と思ってたけど・・・・・千博君が産まれる前の話だったんだ。 本当は、最初読んでみて「面白いかな・・・?」とか思ってたけど、最後まで読んでみた。 千博君がクラスメイトの子と喧嘩してたからその後の2人も見てみたかったかな。
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久美沙織さんといえば「丘の家のミッキー」しか知らなかったので、こういう作品があったことにびっくりした。 日本のいくつかの場所で起きる、いくつかのちょっとおかしなこと。徐々にそれらの意味が繋がっていく。 身近に起こり得る恐怖。コロナ禍を経験している今だからこそ、余計によくわかる...
久美沙織さんといえば「丘の家のミッキー」しか知らなかったので、こういう作品があったことにびっくりした。 日本のいくつかの場所で起きる、いくつかのちょっとおかしなこと。徐々にそれらの意味が繋がっていく。 身近に起こり得る恐怖。コロナ禍を経験している今だからこそ、余計によくわかる。何かよくわからない恐ろしいことが、ひたひたと近付いてくるこの感じ。こわい! 真紀子の話がつらかったな。こういう境遇になったらこんな心情になるよねと、すんなり納得できてしまった。かわいそうすぎる。 ひとつひとつのエピソードは長くなく、深追いせずに次へ行く。それでもエピソード同士の繋がりから、登場人物たちの辿った経過が想像できたり末路がわかったりする。そして大体、向かう先は絶望。 全部で159ページと短い作品だけれど、余韻が濃く残った。 □私が読んだのは帯なしの本だったけれど、ブクログの画像で見ると帯がついている。「必ず涙する」って書いてあってびっくり。涙腺はまったく刺激されなかったけどなあ。 帯に節操ない口説き文句つけて手に取らせようとするの、ホントやめて欲しい……
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私が手に取った祥伝社文庫の第7刷では裏表紙にあらすじは記載されておらず、小中千博の夏休みの絵日記が書かれているばかりだ。 どんな内容なのかジャンルすらも全くわからないまま読み進めたが、それが良かったかもしれない。 物語自体はそこそこ楽しめた。 調査・取材がよくなされているようで...
私が手に取った祥伝社文庫の第7刷では裏表紙にあらすじは記載されておらず、小中千博の夏休みの絵日記が書かれているばかりだ。 どんな内容なのかジャンルすらも全くわからないまま読み進めたが、それが良かったかもしれない。 物語自体はそこそこ楽しめた。 調査・取材がよくなされているようで、起こりうる一つの可能性としての怖さがあった。 最近アスペルギルスの名前も聞くし。 この名前をご存じない方で、本書を読むつもりの方は調べないでおくことを勧める。 しかし、著者がこの物語で伝えたかったことは何だろうか? 「温暖化ダメ、絶対。」か? 主張が強すぎるのは問題だが、メッセージ性が何もないと、著者が昨日見た夢の話を聞かされているような気分になる。 表紙帯にあるような「涙する」ということもありえない。 感動する類のものではない。 恐ろしすぎて涙を流すということも……恐らくない。 群像劇で描かれているため、感情移入しづらいのだ。 加えて序盤はとても読みにくい。 私が苦手な形式というのが大きいかもしれないが、登場人物も場面もどんどん入れ替わっていって、追いつかない。 複数の視点から見ることで徐々に明らかになっていく面白さはあるかもしれないが、研究員の一人称視点の方がわかりやすくまとまるのではないだろうか? 物語の主軸とは違うベクトルの暗さを持つ真紀子のエピソードなどは必要ない。 文章はときどき変だ。 接続詞とか、文と文のつながりがわかりづらい。
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