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ガラテイア2.2
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | みすず書房 |
発売年月日 | 2001/12/22 |
JAN | 9784622048183 |
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ガラテイア2.2
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
2023年1月31日 3度目か4度目の読了。 最初に読んだとき最後には涙したのを覚えているが、それから4,5年ごとに再読したが泣けなかった。ああこの箇所だったなというのはわかる。 今読むと、半自伝的な綴りは固くヘレンとのやりとりのほうが柔らかく感じた。
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wired・科学と創作・10位 mmsn01- 【要約】 ・ 【ノート】 (wired) 米文学きっての鬼才は、その該博な科学的知識でも他の作家を圧倒する。『われらが歌うとき』で理論物理学と音楽を、本作では人工知能と恋愛を大胆に結びつける。 ◆ユーザーからのコメント ¥...
wired・科学と創作・10位 mmsn01- 【要約】 ・ 【ノート】 (wired) 米文学きっての鬼才は、その該博な科学的知識でも他の作家を圧倒する。『われらが歌うとき』で理論物理学と音楽を、本作では人工知能と恋愛を大胆に結びつける。 ◆ユーザーからのコメント ¥3,000以上する小説を買ったのはこれが最初で最後。新時代の小説にしてすでにクラシック/リチャード・パワーズの造形感覚を際立たせる一作。ポリフォニックなプロット力が凄いの一言 (amazon) Amazon.co.jp 本書の主人公「作家リチャード・パワーズ」は架空の人物。数年間の外国生活を終え帰国した彼は、超有名な巨大組織「高等科学研究センター」のアメリカ駐在人間性研究者としての職に就く。そこで彼が出会ったのは、ずけずけとものを言う神経学者フィリップ・レンツ。彼の研究はコンピュータベースの神経組織をもつ人工頭脳の開発だ。いつしか2人は協力しあい、奇妙だが実に野心的なプロジェクトに乗り出す。それは「人工頭脳に英文学を教え込み、難解な修士試験に合格させる」というものだった。 プロジェクトが進むにつれ、彼らのつくり出した「子ども」はすさまじい勢いで情報を吸収、その興味はしだいに世俗的なことに向いてくる。じきに「子ども」は自分の名前や性別、人種、存在意義を教えてくれと言いはじめた。ところがその相手をするうちに、パワーズも自問自答をくり返すようになる。自分の職業選択は間違っていなかっただろうか、以前の教え子と長年にわたってうまくいかなかった理由は何か、なぜ「子ども」の競走相手に選ばれた修士候補生に強い執着を感じるのか…。それはパワーズにとってのたしかな「目覚め」だった。(Amazon.com) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。 内容(「BOOK」データベースより) リチャード、と彼女はささやいた。彼女の名前はヘレン、最新型の人口知能―『舞踏会へ向かう三人の農夫』の天才作家が描く新世紀の恋愛小説。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読了から数ヶ月経ち、内容をしばらく咀嚼して、(しすぎて細部を忘れかけているのだが)ようやく少し前向きに中身を見つめられるようになったなというのが正直なところ。初読時は主人公へのストレス……と言っていいのか……が酷く大きく(そういう作品であるのでけなしているわけではない)、有り体に言うなら「この男はダメだな!」と感じていて、今になってそのダメさに理解が及ぶようになってきた。のだと思う。共感は未だできないのだけれども。 「僕たちは坐って西風に耳をすました。まったくの他人どうしの親しさ」という一文が素晴らしかった。この一文に出会えただけで読んだ価値があったと思った。理系のエリートコースを進むはずだった主人公は、文転をしたことに対し、父親に強い引け目を感じるようになっている。そのまま和解をすることなく父親を喪い、もたれかかるように恋をした相手とは結局破局を迎え、さらにその彼女を人工知能や教え子に重ねていってしまうのが主人公、リチャードという男なのだけれども(著者と同じ名前なのか……)、その彼が子供を持つ女と語らったときに出た言葉である。他人に自分を委ね続け、後悔を重ねてきた彼が、その人生の途中でほんのひとときだけ得たものが「まったくの他人どうしの親しさ」だったことが胸に来る。
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