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雪のひとひら
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2001/12/15 |
JAN | 9784105018030 |
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雪のひとひら
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商品レビュー
4.2
14件のお客様レビュー
森博嗣のスカイ・イクリプスで引用文をみかけたので。雪のひとひらを主人公とした綺麗なファンタジー。なのにリアルで一人の女性の生々しい一生の物語とも読める。神様の存在が絶対という宗教的な臭いも感じた。
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ある寒い冬の日、空の高みで生まれた雪のひとひら。やがて“雨のしずく”という伴侶と出会い、子どもにも恵まれ・・・女性の一生が、雪のひとひらの姿と言葉を借りて語られる、童話のような物語。まるでサイレント映画を見ているよう。読み手の年齢や性別によって、幾通りもの解釈があるように思います...
ある寒い冬の日、空の高みで生まれた雪のひとひら。やがて“雨のしずく”という伴侶と出会い、子どもにも恵まれ・・・女性の一生が、雪のひとひらの姿と言葉を借りて語られる、童話のような物語。まるでサイレント映画を見ているよう。読み手の年齢や性別によって、幾通りもの解釈があるように思います。
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世界のすべてがいとおしくなるような、美しい物語です。 ある寒い冬の日、はるかな空の高みで生まれた雪のひとひら。 小さな村里に舞い降り、世界をバラ色に染める日の出をうっとりと眺め 学校に遅れまいと急ぐ村の少女の橇に轢かれたあとは、 ぎゅうぎゅう固めて雪だるまの鼻にされ、見る人の心...
世界のすべてがいとおしくなるような、美しい物語です。 ある寒い冬の日、はるかな空の高みで生まれた雪のひとひら。 小さな村里に舞い降り、世界をバラ色に染める日の出をうっとりと眺め 学校に遅れまいと急ぐ村の少女の橇に轢かれたあとは、 ぎゅうぎゅう固めて雪だるまの鼻にされ、見る人の心を和ませる。 春になって太陽の光を浴びて解き放たれると、せせらぎの一部となって 野の花をうるおし、蛙を憩わせ、魚を泳がせ、 人々の日々のパンを作るためにくるくると水車を回す。 やがて雨のしずくという優しい伴侶を得て、可愛らしい4人の子どもたちにも恵まれ、 家族5人、いたわりあい、寄り添って旅を続け、都会では力を振り絞って火事を鎮める。 やがて訪れた夫や子どもたちとの別れを静かに受け入れ、ひとりぼっちで海に出て。。。 この世に生まれ落ちたその日から、 わたしはどこからきて、どこへ行くのだろう? すべては何を目当てになされたことなのか? と問い続けながら その時その時を懸命に生き、宇宙の調和に思いを馳せる雪のひとひらに ひとりの女性としての来し方行く末を、しみじみ考えさせられます。 章が変わるたびに添えられる雪の結晶のイラストに、ひとつとして同じものがないのが この世界の誰ひとり、何ひとつとして無意味なものはないという ポール・ギャリコの思いをキラキラと映しているようで 真っ白な背景に型押しで銀色の雪の結晶が3つだけ浮かぶ表紙も タイトルの文字の色に合わせた水色の栞も 言葉遣いも、描かれた物語も、すべて心洗われるように美しい ずっと手もとに置きたい1冊です。
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