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フィンチの嘴 ガラパゴスで起きている種の変貌 ハヤカワ文庫NF
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
| 発売年月日 | 2001/11/30 |
| JAN | 9784150502607 |
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フィンチの嘴
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商品レビュー
4.1
17件のお客様レビュー
松原先生の書籍「君たちはなぜ、そんなことしてるのか?」の巻末にて紹介されていた書籍であり、今回手に取った。 内容はタイトルのとおりガラパゴス諸島でのフィンチの研究であるが、これまでは「ダーウィンが進化の構想のきっかけになった島でエルニーニョ現象で環境変化が激しいだよね」位の認識し...
松原先生の書籍「君たちはなぜ、そんなことしてるのか?」の巻末にて紹介されていた書籍であり、今回手に取った。 内容はタイトルのとおりガラパゴス諸島でのフィンチの研究であるが、これまでは「ダーウィンが進化の構想のきっかけになった島でエルニーニョ現象で環境変化が激しいだよね」位の認識しかなかった。しかし、この書籍を読んで、なぜガラパゴス諸島の研究が進化研究で注目されているのかの理由を知ることが出来、自然界でそこまで厳密に進化研究が出来ていることに驚いた。 具体的には、物理的に島以外の環境から隔離されている環境で、ある島ほぼすべてのフィンチに対して形態的な差異の記録を取り、その個体がどれだけの雛を育てたという情報だけでなく、そのフィンチが餌にしている植物量の計測を20年以上にわたって記録しており、そのような研究があることに驚いた。また、そのデータを基に分析される形態変化に関する研究が説得力を持つことも納得した。 「進化」を自然界でしかも短期間に確実はデータとともに観察出来た先駆的な研究として評価されている理由が理解でき、非常に楽しく読むことが出来た。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・ダーウィンの唱えた進化論とは、自然選択の必然的結果であって、その過程を想定するのは難しい=進化過程の観察は不可能とされていた。 ・ガラパゴス島のフィンチという鳥を研究するグラント夫婦は、フィンチは嘴の大きさによって好んで食べる種子の大きさが異なる事を観察。 ・ガラパゴス島の気候変動の際に、フィンチの採食する種子に偏りが発生し、それに伴って種子の大きさに嘴の大きさが合わないフィンチは個体数を減らしていった。 ・世代を経ると、上記の現象の結果、フィンチの嘴サイズに偏りが生じ、それは進化の過程に他ならないと言う。 ・フィンチの他にも農薬に耐性を獲得した虫や、ワクチンへの耐性の付いたウイルスも例に挙げられる。我々の身の回りでも目を凝らせば進化は観察出来るのである。
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ガラパゴス諸島で20年の長きにわたりガラパゴスフィンチの体のサイズとその生存率を丹念に追った研究者夫妻のノンフィクション。非常に興味を惹かれる書き方で、スイスイと読み進められる。 ガラパゴス諸島は独自に進化を遂げた野生動物の楽園としてよく知られているが、その夫妻は孤立して人も近づ...
ガラパゴス諸島で20年の長きにわたりガラパゴスフィンチの体のサイズとその生存率を丹念に追った研究者夫妻のノンフィクション。非常に興味を惹かれる書き方で、スイスイと読み進められる。 ガラパゴス諸島は独自に進化を遂げた野生動物の楽園としてよく知られているが、その夫妻は孤立して人も近づかない離島の鳥に注目した。そこでは餌となるサボテンやハマビシなどの植物とフィンチたちだけのほぼ孤立した環境で、生態学の研究を行うには理想的環境であったからだ。彼らはそこで、ほんの0.5ミリ程度の嘴のサイズの違いがフィンチの生存率に大きく関係していることを見出した。旱魃で、食べられずに残されたのはサボテンの固い種子だけという時期は、長い嘴が生存に圧倒的に有利にはたらく。ただ長ければよいというものではなく、雨量が多く、柔らかい種子が大量に利用できるときは逆に短めの嘴が有利になるなど、環境変化に応じて、生き残るフィンチの体の特徴は敏感に変動する。 その差が大きくなったときに、さらに別の環境要因の変化が進化の「山」を引き離す方向に働けば、まさに我々が別種として認識する種が誕生するのだろう。 ただ、ここで上げられるフィンチの例は、まだ種として確立できないレベルの中での変動であり、そこから飛び出して種として独立するところを観察で見出すのはやはり難しいと感じる。極端な話をすると、チンパンジーを数世代飼育しても人間にはならないし、逆もしかり。 また、本書では、フィンチの嘴の長さの変化をもって進化が見られるとしているが、これは実際のところDNAの配列の変化まで伴うものなのだろうか? また、ほかの例として挙げられている、捕食者の存在による魚の模様、色の変化についても、数世代で起こる変動は我々が通常抱く「進化」という概念と本当に適合するのか、そしてDNAの配列変化があるのかそのあたりは疑問が残った。 夫妻が研究を行った70-80年代はまだまだ分子生物学は限られた人たちのものであり、また現代のように各種の遺伝子配列が簡単に同定、報告されている時代ではなかったため、その疑問に答えるだけの内容はかかれていない。本書ではミバエにおける酵素の組み合わせの違いを取り上げているが、あまり説得力がないように思える。 ただ、これらの疑問は本書がかかれた以降のこの20年の間に確実に解決されているはずだ。 また、一部分子生物学の話が出てくるが、一般の読者にもわかるよう細部を省略しているのがかえって解りにくくなっている点は否めない。
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