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花の男シーボルト 文春新書

大場秀章(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2001/12/20
JAN 9784166602155

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花の男シーボルト

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商品レビュー

3

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2023/06/20

シーボルトはドイツ人。オランダ人と偽って来日。 策略家に思えるが、それでくくりきれない。 日本の植物を多数収集して持ち帰ったが、植物学者にはならなかった、なれなかった。 彼の明暗は他の本ですでに明らかになっている。 読了45分

Posted by ブクログ

2013/02/22

シーボルトが、日本の植物をヨーロッパに持ち込み、 それが基礎となって、日本の植物が、園芸品種となった。 ユリ、アジサイなどは、知られていたが、 その歴史的な歩みについて、ふれた文書で、実に興味深い。 ドイツ人のシーボルトが興味を持ったのは、 日本の植物そのものをトータルにつか...

シーボルトが、日本の植物をヨーロッパに持ち込み、 それが基礎となって、日本の植物が、園芸品種となった。 ユリ、アジサイなどは、知られていたが、 その歴史的な歩みについて、ふれた文書で、実に興味深い。 ドイツ人のシーボルトが興味を持ったのは、 日本の植物そのものをトータルにつかもうとした点で、 とても偉大だった。 日本植物を園芸的価値を認め、 引き上げたのは、シーボルトであった。 植物の多様性が少ないヨーロッパに比べて、 照葉樹林帯の日本は、 ヨーロッパに適応できる植物があると考えた。 日本の博物とその情報の収集、西洋医学の伝道者 としてきたシーボルトが、大きな足跡を残したのは、 実にその人となりとしても、興味が尽きない。   シーボルトは、なぜ日本を目指したのか? 19世紀から20世紀初頭にかけての西洋の園芸界は、 プラントハンターとよばれる人々の手で 日本や中国の植物を競って移入した。 日本と中国の植物への熱狂がすっかり ヨーロッパのガーデンを変貌させてしまった。   シーボルト(1796年2月17日に、 ドイツのヴァルツブルグでうまれる。 その後、ヴァルツブルグ大学医学で学ぶ。 そこで、植物学者エーゼンベック教授に会う。) は、文政6年(1823年)から文政12年(1829年)の7年間、日本に滞在した。 この時代は、化政年間とよばれ、 江戸時代の文化的な爛熟期のひとつで、 伊能忠敬、上田秋成、十返舎一九、小林一茶、歌川豊国 などの文化人が活躍した。 1720年吉宗は、オランダ書の輸入を解禁した。 シーボルトが来日する前には、 ナポレオン帝政下(1804年から1813年) に有り、オランダは国家としての存在を失っていた。 この間も、長崎の出島は、幕府からオランダの商館員居留地 としても認められ、オランダの旗が掲揚されていた。 オランダが、国家としての機能を取り戻したときに、 日本の独占的な貿易を背景にして、日本への文化政策を実行した。 それが、シーボルトの登場となった。 シーボルトは、日本に到着した年に、 出島に植物園を建設した。 2年後には、1000種をこえる植物が、植えられていた。 シーボルトは、長崎近郊の鳴滝谷で、私塾をつくり生徒達を教えた。 医学理論、臨床学、博物学、薬理学を教える。 ケンペルもツュンベルグも、日本の植物を研究したが、 ヨーロッパに持ち帰ることはできなかった。 シーボルトは、多数の植物を持ち帰ることができた。   シーボルトが、導入した植物は、 アジサイ、レンギョウ、ツバキ、サザンカ、 イタドリ、シキミ、コウヤマキ、キリ、ウメ、ユリ、ボタン 特筆されるのは、テッポウユリ ハウトマン号;ヤマトリカブト、ツバキ、ヤブニッケイ、 テッセン、バイカイカリソウ、タラヨウ、ネズミモチ、 サンゴジュ、オモト、ギボウシ、ムサシアブミ、 タイワンバナナ、シュンラン、カヤ、 ジャワ号;セキショウ、アワモリショウマ、カリン、 ナワシログミ、イカリソウ、オウバイ、ヤマブキ、 ハマビワ、ヒガンバナ、ノシラン、ガンセキラン、 ナギ、カヤ、イチョウ、コバノタツナミ、ケヤキ 彼のもっていったものは、有る意味では、 日本の植物の総ざらいのところがある。  薬用とか、園芸用にこだわっていないことが、すごい。 ヨーロッパに、日本植物園をつくる目的のようである。 日本の園芸的価値のあるものが、 中国からきていると思ったこともおもしろい。 植物民俗学的な考え方で、 植物をとおして、民族を見る視点がすぐれている。 そういえば、シーボルトの娘、 イネの物語は、どこかで読んだのではなかったかな? こういう、シーボルトを読みながら、 私なりに具体的なイメージがきちんとつかめる とおもしろいと思っている。

Posted by ブクログ

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