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「新しい」生態学 生きられる環境づくりの基礎
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「新しい」生態学 生きられる環境づくりの基礎

高橋正征(著者)

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「新しい」生態学 生きられる環境づくりの基礎

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ビオシティ/信山社販売
発売年月日 2001/11/28
JAN 9784797211092

「新しい」生態学

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2015/05/05

今までの生態学とは異なった、人間を含み、地球規模で考えるという意味での「新しい」生態学という学問のアイデアとその立場、そして実践例を示した本。 その性質上思想に依っている面がまだ大きい。 生態系の多様化を物質循環の巨大化を地球の進化とみて、それを進めることが地球の「進む方向」と...

今までの生態学とは異なった、人間を含み、地球規模で考えるという意味での「新しい」生態学という学問のアイデアとその立場、そして実践例を示した本。 その性質上思想に依っている面がまだ大きい。 生態系の多様化を物質循環の巨大化を地球の進化とみて、それを進めることが地球の「進む方向」とするという 視点は興味深いものであった。 人間の活動は物質循環の規模を縮小させるものであるため、可能な限りの自然環境の維持あるいは保全・進化の努力が必要である、という本書全体に渡る主張はここから導き出されている。 例としてあげられていた、人間が移動したエネルギーを元あったところにに戻す必要性、そしてそれに伴った地産地消の必要性、などが実践の例としてあげられている。どれも具体的な解決法につなげるには難しいものであるし必要性を実感する・させることも(人間の愚かなところであるが)難しいものである。しかしこのようなことがらをきちんと念頭に置いて生活していかなければ、今後どのようなことがわれわれに起こるかわからない。 このような視点・意見を2001年の時点で(記事を編纂した図書なので実際はもっと古い)持っていたのはとてもするどいものがあると感じる。 それにもかかわらず、今の世の中がこの本で示されたような方針と別の方向に進んでしまっているのは残念なことである。(グローバリズム、その帰結としてのTPPなどがいい例である) 内容に関しては、説得力が弱い面もあったり、いろいろな視点を導入するように配慮されているにしては欠けている視点があったり、環境保全の考え方に限らず画一的な態度・価値観を人類に期待しすぎていたり求めすぎていたり(それが本書の意図するところであるとしても)で首をかしげざるをえない部分もあったが、参考になる視点・意見も多くあった。 「新しい」生態学という「学問の学問」自体も、これから発展を見るものとなるだろう。 生態学、特に著者の専門の海・バクテリアの生態とその開発に関する基礎的な知識も手に入る。 amazonで実質1円で買えるので読んでもいいかも。

Posted by ブクログ

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