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悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社/ |
発売年月日 | 2001/06/25 |
JAN | 9784087473360 |
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商品レビュー
4.3
17件のお客様レビュー
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この本は、著者・木村元彦によるユーゴ内紛のルポタージュである。 ピクシーことドラガン・ストイコビッチ選手の華麗なサッカーに魅了され、ユーゴスラビアサッカーを愛してやまない著者が 「サッカー」というフィルターを通して、自らの目と耳と足で体験した当時のユーゴ情勢を 一般人の目線...
この本は、著者・木村元彦によるユーゴ内紛のルポタージュである。 ピクシーことドラガン・ストイコビッチ選手の華麗なサッカーに魅了され、ユーゴスラビアサッカーを愛してやまない著者が 「サッカー」というフィルターを通して、自らの目と耳と足で体験した当時のユーゴ情勢を 一般人の目線でそのまま書き綴っている。 なので、これまでレビューしてきた本(小説)とは根本的に趣が異なる為、点数による評価は控える事にした。 (何となく、小説と同じ土俵に乗せるべきではないと判断した為。小説とルポの上下関係だとか、そういう意味は全くない) 先にも述べたように、著者はユーゴスラビアという国をとても愛している。 が、ユーゴ内紛からNATOの空爆、そしてコソボでの独立運動に至るまでを 『セルビア側の視点』で書いている訳では無い。 見たまま、聞いたままを書き綴り、その上でセルビアが「不当に悪者にされている」としている。 つまり、『作られた悪者』だという。 セルビアはアメリカ及び西欧諸国連合により政治的に『悪者』とされたのだが、 実際に空爆が始まる前までは、ユーゴスラビアの地に住む人々はどの民族もそれなりに平和に生活してきたのだ。 サッカー選手も例外ではない。セルビア人もモンテネグロ人もアルバニア人もクロアチア人も、 同一のリーグで同一のチームで、仲間だったのだ。 そんな一般の人々が、政治的な決断により容赦なく分断され、空爆が開始された。 祖国から遠く離れた日本の地で活躍するユーゴスラビア出身のJリーガー達の気持ちを考えるだけでも、とても心が痛む。 日本という国はとても平和だ。 民族的な対立が皆無とは言わないが、少なくとも現在は、 このバルカン半島のような「武力行使」を伴う民族紛争が起こる程ではないだろう。 正直、この本を読むまでこの1990年以降のユーゴ内紛について、一般のニュースとしての意識しかなかった。 そしてこの本を読み終ったとき、その無知さ加減が恥ずかしくなった。 しかし、大半の日本人は自分と同様ではないかと推測する。 なぜなら、遠く離れた地で起きた想像のつかない内紛だから。 「だから日本人は平和ボケしているのだ」等という事をここで言うつもりは無い。 日本人であり、日本に住む限り、バルカン半島の民族意識を理解する事は非常に困難な事であろうから。 それでも、筆者のユーゴ愛とそのわかり易い文章のお陰で胸を痛める事ができた。 ピクシーの、マスロバルの、ペトロビッチの、そしてプラービィ(ユーゴ代表)の気持ちが少しだけわかった気がした。 彼らはどんな困難な状況でも、ユーモアを忘れない。そして心に「イナット(意地)」を秘めている。 セルビア人のイナット。それを思うだけでも胸が熱くなる。 ここまで心を揺さ振られた本は久しぶりである。サッカー好きならば是非読んで欲しい一冊だ。 サッカー好きではなくても、ユーゴの内紛に少しでも興味があれば読むべきかもしれない。 ユーゴ内紛の真実の一面が見えてくる、とても意義深い本であろう。
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