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企業国際化の理論 直接投資と多国籍企業
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央経済社/ |
発売年月日 | 2001/07/05 |
JAN | 9784502359132 |
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企業国際化の理論
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者が「教科書として」と述べているように、大事なところは太字になっていたり、節ごとに設問があるなどそういった目的で書かれている。 多国籍企業の功罪、の項目は興味深かった。 これまで為されてきた「企業が進出することによって、その発祥国、受入国に発生すること」についての議論がまとめてあり、とりわけ「雇用」について取り上げてある。 労働の問題は統計でみればマクロだが、個人にとってはそう簡単に実行できるものではない。 日本国内においてもトヨタが受け入れを表明したが、芳しくなかったことにも現れているし、当然だと思う。 マクロ的に「量」で捉えたとしても、「質」が問われる。雇用が増える、は事実であっても、生活水準を大きく下げるものであったり、単純に場所の問題であったりなど、ミクロの面では発祥国には問題が多い。国内での管理事務職が増える、ということも多国籍企業の段階から言っていずれ現地にそういった仕事は移っていくことを考慮すると、説得力がない。一時的。 受け入れ国にしても、雇用に関しては良い、職があるという意味では、面が多いが、あまりに依存すると多国籍企業に振り回されてしまう。ストライキの効用に関しても、低下する。イギリスの外資規制法からも分かる通り、互いに都合が良いからという面が崩れればアウト。チリのアジェンデ政権は極端な例であろうが、とにかく過剰な依存は受入国にとっては民族自決を奪われかねない面も直接投資には存在する。 このあたりの内容は、賛否を両面からまとめてある、教科書なので、ためとても理解しやすかった。
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